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 被災地人民の怒りとともに民主党政権打倒!
 今こそ国鉄全国運動の発展を
 771号~(2012.4.1~)
751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)
  711号~730号(2011.10.~12.24) 691号~710号(2011.10.14~11.9)

スケジュール
国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm
NAZENブログは、こちら 福島診療所建設委員会ホームページはこちら



4月27日(金)
昼食は三里塚の間引き大根の煮物 納豆キムチ 野菜の浅漬け
午後から、学習会
 綱領草案の学習会
●プロレタリア革命の核心問題
プロレタリア革命は本質的に暴力革命であり、その核心はプロレタリア独裁の樹立にある
暴力革命とプロレタリア独裁を認める
革共同はマルクス主義の党であるとともにレーニン主義の党である

(1)プロレタリア革命の目的意識性
  「プロレタリアートは、自らを独自の政党(労働者党)に組織して闘う」
  「プロレタリア革命は、階級対立の中から自然に成長して実現されるものではなく、
 自らの歴史的使命を自覚したプロレタリアートによるブルジョアジーの打倒・労働者階級の政治権力樹立という、目的意識的な闘いをとおして初めて達成される」(第3項)

1。目的意識性
・プロレタリア革命は幾千万、幾億の労働者階級人民の自己解放的決起であり、巨大な大衆運動である
・大衆的怒りの爆発から自然にうまれてくるものではない・大衆的力の単なる寄せ集めでは勝利できない
・最初から最後まで、プロレタリアートの目的意識的だたかいである
  人間の本質的共同性の解体。資本の価値増殖のために、分断と対立・弱肉強食を原理とする社会の意識的転覆
  崩壊しつつあるブルジョア社会の胎内にはらまれている新しい社会の諸要素を解放する

※プロレタリア革命とそれ以前の自然発生的な革命との違い
 ・原始共産制
 ・奴隷制
 ・封建制
 ・資本制
   資本(商人など)や資本制的なもの(町工場・村の鍛冶やなど)は封建時代に存在していた。
   絶対王政ど資本家・自由主義者の闘争としてのブルジョア革命
 ・共産制

2。労働者の階級的自覚
・労働者はあるがままの姿では革命の主体となっていくわけではない
・自分自身が労働者階級の一員であり、資本家階級と非和解の存在であることを自覚し、 闘いを意識的に開始したとき、革命の主体となる

3.少数者の反乱から全階級・全大衆の反乱へ
・プロレタリア革命は、新社会建設を意識的計画的に準備する、歴史的運動
・最初は孤立した少数者の反乱であるが、最後は全階級・全大衆をとらえ、自己解放の力を全面的に解き放つって勝利する

4.政治権力の樹立
・独立した自分自身の党の建設
・政治的・経済的・思想的な全戦線にわたる戦闘で政治権力を樹立する

5.社会主義・共産主義への移行
・プロレタリア独裁のもとでの、目的意識的な社会建設

(2)「暴力革命」の意味するもの
  「プロレタリア革命をやりぬくためには、労働者階級はまず、ブルジョアジーの手から政治権力を奪取して、自らを支配 階級に高める必要がある。
  「プロレタリア革命は本質的に暴力革命である」
  「労働者階級が打ち立てる新しい国家はプロレタリアートの独裁である」(第6項)

▼ブルジョア議会制度の正体
・議会制民主主義の統治形態は、ブルジョア独裁の最も完成された形態
 金の力/マスメディアの支配
 数年に一度、支配階級のどの分派が全権力を握るかをめぐる争い
・普通選挙権は「労働者階級の成熟の測定器」
.「公的権力」
  警察と軍隊、監獄という暴力装置
  官僚機構
  マスメディアのイデオロギー支配

※公権力(=暴力)というもの
  星野再審闘争
   証拠の独占と隠滅
  3.11フクシマを巡って
   誰一人責任をとらない
   原子力村の責任
   原発を合憲とした裁判所・裁判官の責任
  小沢無罪判決の意味するもの
   支配階級内部の争い
   小沢の利益のために行った脱税でどうして小沢が有罪にならないのか
・労働者階級にとって政治的な自由や権利など、実質的にはどこにも存在しない
・プロレタリア革命はブルジョア独裁国家の暴力的打倒以外にない

▼権力奪取は大変革の始まり
・プロレタリア革命は政治革命であるだけでなく、社会革命である
  政治革命 政治支配の革命
  社会革命 社会を根本からつくりかえる革命
・賃金奴隷制の廃止=資本主義社会の転覆と社会主義・共産主義社会の建設
  社会的生産手段の私的所有を廃止し、団結した労働者の共有=社会所有に
  人間と人間労働の奪還
  人間の最も根源的な活動である労働が、資本の自己増殖の手段となり、人間が商品
   (労働力商品)に落とし込められる
・資本家的私有財産の暴力的没収こそプロレタリア革命の本質
  打倒された古い支配階級との最も激しい闘いになる
・暴力革命を否定するものは、賃金奴隷制廃止の意味が分からないか、最初から求めていないのいずれか

(3)プロレタリア独裁の本質
  「プロレタリア独裁の樹立はブルジョアジーの抵抗を完全に打ち破るために必要であるだけではない。」
  「労働者階級が旧社会の汚物を一掃し、階級社会を廃止し、共産主義社会を建設する能力を実際に獲得していくため   にこそ必要である」(第6項)

・プロレタリア独裁国家は、圧倒的多数のプロレタリアートが、打倒した旧支配階級を抑圧し支配する機関
・プロレタリア独裁国家は、資本主義から社会主義・共産主義への過渡期の国家
・民主主義は独裁に対立する概念ではない
  ブルジョア民主主義かプロレタリア民主主義

▼階級社会を廃止する闘い
・共産主義社会を建設する能力を実際に獲得するために必要である
.「人間社会の共同性の奪還」を全社会に刻印する
.「生まれ出たばかりの共産主義社会」の建設に直ちに移る
  共産主義社会建設の物質的条件は資本主義社会の中に生み出されている
.「それ自身の基礎の上に、発達した共産主義=共産主義のより高度の段階」へ移行
▼自らの死滅を準備する国家
.「国家ならざる国家」
・できあいの国家機構をそのまま、自分の目的のために使うことはできない
  「労働者階級は、できあいの国家機構をそのまま手に入れて、自分たちの目的のために
 使うことはできない」(マルクス「フランスの内乱」)

コミューンの4原則
第一.警察や軍隊という特殊な公的暴力(武装した人間の特殊な部隊)を、武装した労働者=武装した人民の自主的な組織に置き換える

第二、コミューンのすべての議員と吏員(国家行政の執行者)の完全なる選挙制と随時解任

第三、かれらの給与を、「労働者なみの水準」に引き下げる

第四、コミューンを、執行府であると同時に立法府でもある行動的機関にする
・国家を一挙に廃止するという無政府主義者とはちがう
  「あらゆる官吏を徐々になくしていくことを可能にする新しい官僚機構をただちに建設しはじめる」(「国家と革命」)
 政治的な改造は私有財産の廃止と結合してはじめて可能になる

▼プロレタリア独裁を支えるもの
・<党・労働組合・ソビエト>に組織されたプロレタリアートの革命的主体的決起
・スターリン主義は、世界革命への裏切りと敵対によって、プロレタリアートの自己解放性を根底から破壊し、反労働者的は人民抑圧体制へと変質させ、破産した。
三時のオヤツ

鎌倉のお土産鳩サブレ
夕食は差し入れのエビの唐揚げ、
高級豚のソテー
差し入れのお赤飯 差し入れの野菜の炊いたん
参鶏湯のあ野菜の餡かけ


延々4時間の討論会
今日もミーティングが主軸の「街」。
・街の職員の仕事は「メンバーみんなのことをいつも考えていること、心配していること」
おせっかいでいることとは違います、“今日は調子はどうかな?”とか、“昨日、ああだったけど、今日はどうかな?”とか、見ていること。
 朝、元気で顔を見せると、正直、「ああ、良かった!」と、ほっとする事だってあります。
新人の「職員」にぜひ、これだけは伝えたい、と、始まった今日のミーティングですが、参加者みんなから、意見が出るわ、出るわ・・・。自分はこう思う、とか、こうしたらどうか、とか、活発な討論は尽きることなくあっという間に時間が過ぎていきます。人生経験が豊富なメンバーの意見は、実に重みがあり、感動的です。めったに意見を言わないメンバーから、ポロッと、味わい深い提起があったり。そこから、また、討論が深まります。

 そして昼食後は、学習会。レジュメに出てくる「プロレタリア」ってなあに?という質問から「なぜ、そんな難しい言葉を使うのか、初めての人にはわかりにくい!“労働者”って書けばいいのに」という意見が飛び出し、その後の話が白熱!!参加者みんなが熱く参加する面白い学習会となって行きました。夕食をはさんで、その後も討論が夜遅くまで終わることなく続き、面白すぎてかえれなくなっちゃう人も!この話し合いを経て、「街」という場を作り出す醍醐味、を感じる学習会でした。

 

4月26日(木)
昼食は 豚生姜焼きと三里塚のレタスの千切り 差し入れの厚焼き卵
誕生日です お買い上げ
夕食はホッケ 新作、ニラ・椎茸・山芋を蒸す レンジ・ピーマン卵
差し入れのグロゴマ豆腐
 新生活・初日に歓迎
「自分の病(精神)を治したいですか?」

今日のミーティングはこんなところからスタートしました。

すぐに「もちろん、治したい!」

と答える仲間もいれば、しばらくじっと黙り込んで「治せるものなら・・・・」と、まっすぐ答えることすら回避する人、

黙り込んだままの人。

「自分にとって“病”(精神のこと)って何だろう」

「人との関係の中で病になって行くんだ、と思うんだ」

「そうだ、悪い人間関係、これがそもそも病を作るのかも」

「いい人間関係を作っていけば、病を治せることができる!!」

と、ここで、この発言を聞いていた“お客さんが”突然、

「そう!私もそう思う!そのとおり!いい人間関係さえあれば、病なんて治せる!」と。

これには、討論をしているこちら側がびっくり!

(この人が言うのか、というのもありますが)今日のミーティング、一番わかってほしい人には通じたのかどうか微妙。ですが、傍で聞いていたお客さんが今日の討論を聞いていた。しかも、討論に入ってきた。

「私も周りが悪い人間関係ばっかりで、いやになっちゃうのよ」

この飛び入りで、俄然、話が白熱。面白いミーティングでした。

いい人間関係を作っていこう!他の人の話を素直に聞こう!

そして、団結!!です。
再審請求棄却・弾劾 高裁デモ
星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議 のホームページから転載

 

4月25日(水)
 昼食は、超値上がりしたアナゴdeちらし 昨夜の残り 帆立の稚貝の味噌汁
三里塚の産直野菜・青空市の日
東大泉理事農園の椎茸 オカちゃん、久々登場
夕食は鶏胸肉の大葉バターソテー 鶏皮の炒め物、ネギは三里塚 三里塚の間引き大根の生食
理事農園の椎茸のソテー 理事の昨夜の差し入れ・神津島の
カツオの漬け
理事の差し入れのタラコのジャガサラダ
アスパラのフライ
 昨夜の残りの枝豆・大葉・茗荷・
 白須ご飯



 土佐の司牡丹酒造の「船中八策」
今日は、あるきっかけから、「「怒られていると思うのか」「教えられたと考えるのか」で大討論に発展。

客観的に見て「教えられた」状況なのですが、自分のことしか考えないでいると「怒られた」と恨みばかりが先にたち、禍根を残す、というもの。

「客観的にものを見られなくなってしまう、ということじゃぁないのかな」

「感謝、の問題かも。何か言われたときに、教えられた、って考える人には感謝があるんだと思うけど。」

「そうだね」

「教えたつもりの側が、“あの人に怒られた”って言われたら逆に傷つくよね」

「言った本人は、傷つけたっていうことに、気がつくのかな」

「そういう時、客観性がやはり、重要なのかも」

と、討論が進むうちに、

「じゃあ、本当は怒られたって思っているのに、無理やり“教えてもらった、ありがたい”って自分に言い聞かせていたら、そのうち自分の中に“感謝”が芽生えてくるって言うことなのかな。」

「う~~~ん、それはぜんぜん違うんじゃないのかな。」

「ハートの問題かも」

こんな様子で参加したみんなが熱く熱く大討論。

自分の考えを出し合い、討論が練りあがっていきます。こんな日常の話題から、あるときは世界情勢から、毎日、討論しています。話し合うことで団結が作られていきます。

基本は「ここ、この場から、団結を固くしていこう」ということ。そしてこの団結した力こそが世界をひっくり返す力になるのだ、ということ。ここに確信をもち、前進していきましょう!

 だ  ん   け  つ  2012年4月25日
778
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
尼崎事故弾劾し、
380人が現地をデモ
 尼崎事故から7年目を迎える4月21日、動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西準備会の呼びかけで事故弾劾の集会とデモが尼崎現地で闘われた。380人が結集した。

 今年の尼崎闘争は、検修業務全面外注化を阻止した動労千葉の闘いの地平の上に、JR西日本への怒りとともに“闘えば勝てる”という勝利感がみなぎった。国鉄闘争全国運動・関西準備会の軸を担う全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部や全国金属機械港合同と動労千葉との団結も一層固まり、国鉄闘争全国運動6・10大集会への決定的跳躍点となった。

 尼崎駅北口広場で行われた集会の冒頭、全参加者が3月17日に逝去した港合同の大和田幸治事務局長に黙祷をささげた。

 呼びかけ団体を代表し、動労千葉の長田敏之書記長と港合同の中村吉政副委員長が発言した。長田書記長は、JR西日本前社長・山崎正夫への「無罪」判決と107人の命を奪ったJR西日本をあらためて徹底糾弾するとともに「青年労働者がワーキングプアにされる現実は、御用組合と資本との癒着が生み出した。この構造を覆す。外注化に対して組織拡大で反撃する」と述べた。中村副委員長は、大和田事務局長が国鉄闘争に最大の力を注いできたと語り「国鉄闘争に勝利しなければ大和田委員長に顔向けできない」と述べた上で、「大阪は橋下市長の攻撃で大変な状況にあるが、多くの仲間とともに港合同は奮闘する」と発言した。

 基調報告に立った国労兵庫保線分会の富田益行さんは、まず山崎「無罪」判決について「事故は想定外だから無罪というのは、福島原発事故を引き起こした東京電力も無罪ということだ」と弾劾し、「国鉄闘争と反原発闘争を一体で闘うことが新自由主義を打ち破り勝利を切り開く」と提起した。さらに、拠点労組の闘いの前進を明らかにし、特に橋下との攻防について「橋下の攻撃は労働者が団結して反撃しないことを前提に成り立っているだけだ」と喝破した。最後に「国鉄闘争の発展は大和田さんの闘いなしにはなかった」と述べ、「われわれの側から国鉄分割・民営化25年に決着をつける時が来た。JRの青年労働者を獲得し、6・10集会にすべての仲間を結集させよう」と呼びかけた。

 国鉄の現場から、国労郡山工場支部の橋本光一さんが発言に立ち、「私は事故が起きた後に後悔したくない。JRの外注化に現場から反撃する」と宣言した。動労水戸の木村郁夫書記長は、「現場の労働者の手にすべてを取り戻せば、尼崎事故も原発事故も起きない」と力強く発言した。1047名解雇撤回闘争当該の羽廣憲さん(小倉闘争団)、成田昭雄さん(旭川闘争団)、小玉忠憲さん(秋田闘争団)が壇上に並び、不屈に解雇撤回闘争を継続する決意を表明。さらに、動労西日本の大江照己委員長と山田和広副委員長、JR東日本の関連会社の青年労働者、幕張電車区分会・米子地本・新宿駅分会・福知山分会・大阪事業所分会の国労組合員が、反合理化・運転保安確立の闘い、組織拡大、契約社員制度撤廃などの取り組みについて発言した。

 国鉄労働者の圧巻の発言を受け、各産別からの決意表明に移った。関生支部の福島聡執行委員は、尼崎事故も原発問題も大企業が利益のために人命を無視してきた結果だと弾劾し、「関生支部は7年で5回の弾圧を受けたが、弾圧すればするほど労働者は立ち上がる」と述べ、産業政策運動を貫き国鉄闘争をともに闘うと表明した。港合同を代表して、昌一金属支部の木下浩平書記長は「大和田事務局長の遺志を引き継ぐとは、まず国鉄闘争をしっかり闘うことだ」と訴えた。さらに、橋下による道州制-民営化攻撃を迎え撃つ八尾北医療センター労組、大阪市職の青年労働者、大阪市の教育労働者が、橋下打倒の手応えを語り、関西合同労組の郵政非正規分会、東京西部ユニオン鈴木コンクリート分会、全学連の熱い発言が続いた。
 集会のまとめをス労自主の上村敏行執行委員が行い、全参加者が団結ガンバローのこぶしを上げた。

 参加者は、直ちに尼崎事故現場に向けてのデモに出た。「尼崎事故弾劾」「国鉄分割・民営化絶対反対」のコールをとどろかせるデモは、JRに根底的な怒りを突きつけた。(K)
 

 だ  ん   け  つ  2012年4月26日  
779
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

星野ビデオ国賠裁判権力による
「証拠紛失」=隠滅
徹底追及
  4月24日午後、東京地裁民事第45部で、星野文昭同志のビデオ国賠第6回裁判が行われました。証拠のビデオテープ2巻を、裁判所が違法にも警視庁公安部に預け、警視庁公安部が「紛失」(証拠隠滅だ!)したことに対する徹底弾劾と責任追及の裁判です。

 裁判開始前の昼休み、裁判所前で、東京高裁による再審棄却弾劾と全証拠の開示を求める街宣を12人で行いました。星野暁子さんがマイクで、「星野文昭は無実です。再審の重要な証拠を『紛失』することは許せません」と怒りを全身にみなぎらせて訴えました。19日に「反原発・処分撤回」の法大デモで不当逮捕された仲間の即時釈放を求める学生8人とともに、裁判所前を弾圧粉砕の怒りの闘いで席巻しました。

 暁子さんを始め家族、学生、そして東京、神奈川、千葉、茨城、埼玉など首都圏各地の「救う会」から駆けつけた20人の傍聴者で法廷を埋め尽くし、裁判所と被告・国及び都の代理人を圧倒しました。

 前回の法廷で裁判長は、「裁判所がビデオテープを預けたことと、警視庁公安部が紛失したことの間には因果関係はない。原告の主張は紛失したことの一点に絞るべき」と要求してきました。この日の法廷で藤田城治弁護士は、これに全面的に反論しました。「被告・国の違法行為は、①警視庁公安部に預けたことと、②預けた先で紛失したことの二つである。われわれは二つとも責任を追及する。」ときっぱり宣言しました。

 さらに藤田弁護士は、警察署での証拠の紛失は後を絶たないのであり、預けたことと紛失したことの間には因果関係があることを実例を上げて明らかにしました。本年3月大阪府警が証拠品のタバコの吸い殻を紛失したこと、岡山西警察署では09年9月に証拠品の覚醒剤を紛失したこと、本年3月警視庁亀有署では現場から採取した血痕や指紋などの捜査資料を紛失したことなどです。特に警視庁公安部は、星野同志をデッチあげた張本人です。都合の悪い証拠を隠滅するのは当然であり、こんなところに証拠を預けるなど言語同断です。

 藤田弁護士は国の主張を書面と陳述で徹底的に弾劾し、傍聴席は弁護士と一体となって、被告・国と都の代理人を追い詰めました。2・5徳島刑務所包囲デモの地平の上で、星野同志奪還へ、「すべての証拠を開示せよ」の全人民的大運動を猛然と巻き起こそう。それと一体の闘いとして、ビデオ国賠闘争で東京高裁と警視庁公安部の証拠隠滅を徹底的に暴こう。(O)

 次回ビデオ国賠裁判は、6月19日(火)13:10からです。

市東さん行政訴訟・農地法裁判
NAA擁護の裁判長を追及
 4月23日、千葉地裁民事第3部(多見谷寿郎裁判長)で三里塚芝山連合空港反対同盟・市東孝雄さんの行政訴訟・農地法裁判が開かれた。この日で口頭弁論を打ち切り、次回から証人調べに入る。法廷は証人尋問のあり方をめぐる緊迫した攻防となり、NAAと千葉県に肩入れする裁判長の偏った訴訟指揮が浮き彫りになった。

 冒頭、陪席裁判官の交代に伴う更新意見を反対同盟顧問弁護団の葉山岳夫弁護士が陳述し、成田空港会社(NAA)による署名偽造問題、違法な買収による農地取得が無効であることなどをあらためて突きつけ、「NAAの主張は根拠を失っている」と断じた。そして最重要証人である藤﨑政吉(旧地主)を証人採用するよう重ねて求めた。

 土地取り上げの唯一の根拠として出してきた「同意書」「境界確認書」と添付図面の偽造という大問題が露見した中、NAAはカギを握る藤﨑証人隠しに必死だ。裁判長は立証責任を放棄するNAAを擁護し、とにかく日程を「予定通り」に消化して、早期に判決を下そうという姿勢を露骨に示した。「NAA側が反論はしない、文書も出さないと言っているのだからそれでいいじゃないか」と繰り返す裁判長を、弁護団は徹底追及した。

 さらに裁判長は、総論的調べとして最初にやるべき重要証人・石指雅啓(当時国交省成田空港課長)の尋問を理由なく10月に先送りした。弁護団の激しい追及にもかかわらず強引に押し通そうとする裁判長に対して、市東さんが鋭い一言を発した。「ここ(千葉地裁のこの法廷)でやるのは間違いないですね」。実はこれがこの攻防の核心だ。NAAは公開法廷ではなくビデオリンクを不当に要求している。裁判長は「それについては検討してから……」などと言葉を濁した。証人隠しの姿勢が露骨だ。絶対に許してはならない。

 次回5月28日から、いよいよ証人尋問に入る。最初の証人は農地取り上げの手続きを進めていたNAAの戸井健司だ。

 閉廷後、弁護士会館で報告集会が開かれた。司会は伊藤信晴さん。
 最初に市東さんがあいさつに立ち、「NAAはこちらの問いに10分の1も答えず、裁判長がそれを擁護する、こんなひどい裁判を絶対に許せない。今日は弁護士の先生方が頑張ってくれたので裁判長もしどろもどろでしたが、裁判をよりこちらの側のものにするためにはみなさんの傍聴の力が必要です。よろしくお願いします」と、支援の労働者・学生に訴え、大きな拍手を浴びた。

 さらに弁護団一人ひとりが発言し、NAA・県と裁判所をさらに追いつめる決意を語った。最後に北原鉱治事務局長がまとめのあいさつに立った。「今日の弁護団の追及は鋭く、向こうは防戦一方だった。正しいものは正しいと証明し、真実を守るために、みなさんとともに闘います」。47年間の不屈の闘いを担った北原さんの一語一語を受けとめ、全員が大きな拍手で応え、農地死守の決意を新たにした。(TN)
【5月の三里塚裁判スケジュール】
◎第3誘導路許可処分取り消し訴訟/5月1日(火)千葉地裁、午前10時30分開廷
◎団結街道裁判/5月8日(火)千葉地裁、午前10時30分開廷
◎市東さん行政訴訟・農地法裁判/5月28日(月)千葉地裁、午後1時30分開廷

4月24日(火)
マンションの掃除の仕事
店頭で福島ビデオの常設・上映
昼食は豚汁 小松菜のトッピング
ひじき 納豆 タクワン
お呼ばれ昼食 「街」分会、「前進」の読み合わせ
理事も働く 弥生会計ソフトのインストール
夕食はゴーヤー・チャンプルー 人参しりしり 切り干し大根のナンプラー炒め
Sさん作、ヨッチーの筍の煮物 河内屋でカンパチ・ボタン海老 ヒモカワが売ってたので冷たい汁に
枝豆・大葉・茗荷・白須ご飯  仕事終わりに一杯!

支援する会ニュース4月号完成

動労千葉を支援する会のホームページから転載
4・19法大闘争、不当逮捕はね返しデモを貫徹@movie
4.19法大包囲デモでの学生弾圧に対する声明(4.19学生弾圧救援会)
法政大学文化連盟ブログから転載しました。
 4月19日、「処分撤回」「原発再稼働阻止」「大学を学生の手に取り戻す」という三点を掲げた法大デモにおいて、学生一名が公務執行妨害の容疑で逮捕されました。私たちは、逮捕された学生=A君の一日でも早い釈放を求めます。

逮捕の背景と、A君について
 法政大学は現代においても一定規模の学生運動が残っている数少ない大学です。そのため、大学側も学生運動つぶしに躍起になっており、大学を批判・抗議する学生を中心に2006年からこれまでに述べ118名逮捕・33名の起訴、そして二桁を超える停学・退学処分が行なわれてきました。

 そのような厳しい状況下にありながらも、今回のデモは「4.19法大―文部科学省行動実行委員会」が呼びかけ、「学生が立ち上がる日」というスローガンを打ち出し、いわゆる活動家だけでなく、現在の社会あるいは大学に対して問題意識を抱く多くの学生が、勇気を持ち、一歩踏み出し、声をあげました。A君もその中の一人です。A君は今回のデモで掲げられていた3つの項目の内、「処分撤回」「大学を学生の手に取り戻す」という二点に賛同し、一参加者としてデモに加わりました。問題意識とそれを表に出す勇気を持ち合わせた学生が、大学・社会の現状に対して抗議をしているまさにその最中に逮捕されてしまいました。

今回の逮捕の不当性
 先に記したように、法政大学関連では2006年からこれまでに述べ118名が逮捕されています。このような事情を背景として、4月19日のデモにおいても、警備にあたっていた警察官はデモ参加者に対して非常に高圧的・挑発的な態度をとっていました。警察はデモの中で、正式な届出を行っているため、問題なく使えるはすのデモの道幅を無理やりに狭め、デモ参加者を威圧するという行動を取りました。この警察の行動に対して、本来デモで認められているはずの権利を主張し、抗議する中でA君は逮捕されました。

 現在の大学の状況、あるいは社会の状況に対して憤ること、そして行動に移すことは、学生として真っ当な感性です。また、権利を不当に損なわれそうになった時にその権利を主張することもこの社会において正しい行為であると思います。A君は罰せられるべきでも、身柄を拘束されるべきでもありません。むしろ、社会のあり方に対して声をあげる学生を「危険人物」として逮捕してしまう現状の方が犯罪的です。今回の逮捕に対して広く多くの方が批判・抗議を行うことで、A君を一日でも一秒でも早く釈放させなければならないと思います。

救援活動についてご理解とご支援のお願い
 現在、A君の釈放を求める活動はデモの主催団体とA君の身を案じる友人有志で行っています。デモ主催団体と友人有志は、普段は共に活動しているというわけではありませんが、「A君の一日でも早い釈放」というこの一点を強く共有し、共同で立ち上げました。友人有志においては、初めての経験であるため戸惑うことも多々ありますが、A君を取り戻すために最善を尽くします。A君が無事に戻ってくる日まで、カンパ活動、街頭でのビラ配り、今回の逮捕に対する直接的・間接的抗議など、各人・各団体でできることを協力しあいながら活動していきたいと思っています。

以上、短くない文章ですが、お時間をとってお読みいただきありがとうございます。もしも、ご賛同いただけましたならば、カンパ、街頭でのビラ配り、可能な範囲で大歓迎なので、ご支援いただければと思います。よろしくお願いします。

4.19学生弾圧救援会 共同代表
倉岡雅美(4.19法大デモ呼びかけ人)
増井真琴(法政大学文化連盟)
菅谷圭祐(友人 法政大学学生)
宮内春樹(友人 慶應義塾大学学生)

救援カンパは以下にお願いします。本来なら独自の口座を用意すべきですが、迅速な対応のためにご理解いただけると嬉しいです。

●送付先:みずほ銀行
口座名 法政大学文化連盟
市ヶ谷支店番号207
口座番号2017393
3・14法大弾圧を許さない法大生の会のブログから転載
4・19法大闘争の大高揚と弾圧粉砕を訴えました!


三里塚芝山連合空港反対同盟 労組交流センター動労千葉 星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議
動労千葉を支援する会
3・14法大弾圧を許さない法大生の会
北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」
とめよう戦争への道!百万人署名運動
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