「労働者はひとつ」「資本とは非和解」を貫き団結つくろう!

   だ    ん      け    つ
東京北部ユニオン
「街」分会
関町北4-2-11
リサイクルショップ街 気付
2012年日誌

東京北部ユニオン「街」分会・日誌に戻る


“国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 891号~(2013.1.1~)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)
  711号~730号(2011.10.~12.24) 691号~710号(2011.10.14~11.9)
671号~690号(2011.9.11~10.12) 651号~670号(2011.8.11~9.10)
  631号~650号(2011.7.13~8.10) 611号~630号2011.6.9~7.12)
 591号~610号(2011.4.29~6.8)  571号~590号(2011.3.31~4.28)
  551号~570号(2011.3.6~3.30) 531号~550号(2011.2.5~3.4)
531号~550号(2011.2.5~3.4)
 508号~530号(2011.1.2~2.4)
国鉄分割・民営化反対 1047名解雇撤回
 新たな全国運動スタート!
 491号~507号(2010.11.30~12.29) 461号~490号(2010.10.8~11.29)
   431号~460号(2010.8.16~10.6)  401号~430号(2010.7.4~8.15)
385号~400号(2010.6.14~7.3)
1号―15号 16号~30号 31号-ラスト号
43号~57号(7.1~8.17まで) 58号~74号(8.19~10.11) 75号~87号(10.14~11.12)
 88号~100号(11.13~12.6)  101号~103号(12.8~2009.1.30) 104号~116号(2009.1.31~3.3)
117号~124号(2009.3.4~) 125号~137号(2009.3.21~5.11) 138号~149号(2009.5.16~6.9)
2009年11月労働者集会に向けて、スタート
150号~169号   (2009.6.16~.7.24)
170号~189号  (2009.7.24~8.19)
190号~209号  (2009.8.20~9.26)
210号~235号(2009.9.28~11.5)

2010年春闘の大爆発に向けて、
 236号~255号(2009.11.6~11.9)  256号~271号(2009.11.10~12.29)
 272号~289号2010.1.5~1.31) 290号~309号 2010.2.1~2.27 )
 310号~330号 2010.3.2~3.29)  331号~350号 2010.3.31~4.30 )
 351号~370号 2010.5.1~5.29 )  371号~384号2010.6.1~6.12 )
 

国鉄闘争全国運動のホームページ
http://www.doro-chiba.org/z-undou/z-index.htm


 だ  ん   け  つ  2012年12月29日
890
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

12・23沖縄で怒りの
御万人(うまんちゅ)大行動
 
 12月23日、オスプレイ強行配備や相次ぐ米兵犯罪に対する「怒りの御万人大行動(うまんちゅパレード)」が宜野湾市海浜公園の野外劇場で開催された。集会には自治労や高教組・沖教組などの多くの労働組合が参加し、3000人が会場を埋めて闘い抜いた。集会終了後は、国道58号線を北上して普天間基地の大山ゲートまでの2キロをデモ行進し、沿道やすれ違う車から激励の言葉やクラクションが鳴らされた。

 沖縄労組交流センターの仲間たちは、会場入口でオスプレイ配備の中止と辺野古新基地建設阻止を訴えた。そして新自由主義と対決し、実際に勝利できる展望を国鉄決戦―動労千葉の外注化決戦が切り開いていること、この闘いを先頭に闘う労働組合を甦らせようとビラを配布して闘った。

 12月の総選挙で誕生した自民党安倍政権は普天間基地の辺野古移設を表明し、維新の会の橋下は辺野古移設を主張している。衆院解散―総選挙そのものが労働者階級に対するすさまじい階級戦争としてあった。新自由主義攻撃としてのオスプレイの沖縄配備、辺野古新基地建設の大合唱だ。オスプレイの沖縄配備強行は、米帝・オバマ政権の新軍事戦略である対中国・北朝鮮への侵略戦争の具体的な発動だ。

 しかし10・1オスプレイ配備強行と辺野古新基地建設に対する怒りは日を追うごとに高まっている。選挙や国会という議会制民主主義など、だれも幻想をもっていない。福島第一原発事故によって「すべてがウソだった」ことが暴かれた。この社会を変えることができるのは、労働者の職場における闘いを土台とした闘う労働組合を甦らせることの中にある。

 沖縄におけるオスプレイ配備撤回・辺野古新基地建設阻止・基地撤去の闘いは、大失業と外注化・非正規職化攻撃と闘う青年労働者の闘いと一体のものだ。今回の集会・デモには多くの青年労働者が参加している。そこにはオスプレイや辺野古移設に対する怒りとともに、「生きていけない」現実への怒りが渦巻いている。新自由主義のもとで「命を守り、生き抜く」ための闘いとしてある。すでに青年労働者の中から非正規職撤廃を掲げて闘いが始まっている。この青年労働者たちの怒りと一体となって闘おう。2013年を新たな闘いを切り開く年としよう。(沖縄・I)

12・28首相官邸・国会前に
「安倍を倒せ!」のコール

 12月28日、「安倍はやめろ!」「原発止めろ!」の激しいコールが首相官邸・国会前の冬の夜空にとどろいた。コールの合間には参加者が次々にマイクを握り「再稼働反対!」「自民党はおごるな、図に乗るな!」「安倍を倒せ!」と訴えた。降りしきる冷たい雨が吹き飛んでしまうほどの、安倍と自民党への根底からの怒りの噴出だ。
 2日前の26日、安倍政権がスタートし、直ちに「全原発の再稼働」「新増設もする」と居丈高に宣言した。「安倍を許すな!」「自民党を許すな!」、これが労働者人民の声だ。
 
 そもそも50基を超える原発と、多くの核施設をつくった張本人こそ自民党だ。安倍内閣の成立でその自民党が労働者人民の前に引きずり出された。

 首相官邸前では中年の男性が「自民党は、民主党への怒りと小選挙区制で300議席をかすめ取ったにすぎない。それで『自衛隊を国防軍にする』『憲法を改正する』『どんどん原発をつくる』と言っている。そんなことは国民は許さない!」と声を張り上げた。「そうだ!」の声が一斉に上がった。若い男性は官邸に向かい「僕たちは原発を止めるまでデモを続ける!」と宣言した。

 NAZENの仲間たちや「百万人署名運動」ののぼりを掲げた仲間たちもともに「大飯を止めろ!」「大間つくるな!」と連呼した。法大生などの全学連の学生は、鈴木研也副委員長を中心に若々しい声で叫び続けた。

 官邸前には行動開始前から多くの人が駆けつけた。埼玉県から参加した女性は「この行動をもっともっと大きくしないといけない。安倍内閣を打ち倒す」と声を高めた。宮城県から来た農業を営む30代の男性は「初めて首相官邸前に来た。官邸前行動を続けることが大事」と期待を語った。

 国会前では郡山市から駆けつけた森園かずえさんが「福島では、相変わらず除染ビジネスが横行していて、作業員は防護もせず普通の作業着のまま除染をさせられています。中学生、高校生、大学生は外での活動を強いられ、被曝し続けています。来年も皆さんとつながって声をつないでいきたい」と語った。

 主催団体の首都圏反原発連合の男性は「今日は人数も増えている。地下鉄『国会議事堂前』駅からなかなか外に出られなかった。この抗議行動が全国の人たちの力となり、励みになっている。来年もがんがんやっていきたい」と呼びかけた。

 総選挙での、全有権者に占める自民党の得票率は、小選挙区が24・67%、比例代表では15・99%にすぎない。労働者人民の圧倒的多数は自民党を拒否した。自民党の「大勝利」は自民党支配の総瓦解の序曲だ。安倍の再稼働と原発新増設の攻撃は、「原発反対!」の巨大な人民決起を必ず生みだす。それは、安倍政権打倒から、世界大恐慌下で原発・核武装の道と6千万労働者階級、青年労働者への非正規職化攻撃によってしか延命できない日本帝国主義の打倒に直結する闘いだ。

 職場に闘う労働組合を復権しよう。首相官邸・国会前行動は、来年は1月11日から開始される。すべての労働者人民は大結集しよう。労働者階級の革命的行動が歴史の行方を決する時代が始まった。青年労働者・学生はその栄光ある先頭部隊を担おう。2013年、百万決起を実現し安倍を打倒しよう。すべての原発をなくそう!(H)

 だ  ん   け  つ  2012年12月28日  
889
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
新潟で12・24羽越線事故
弾劾闘争うちぬく
 12月24日、共に闘う国労の会、動労千葉を支援する会・新潟が呼びかけた羽越線事故弾劾闘争が50人の労働者が結集してうちぬかれた。

 まず、新潟駅前でビラまきを行い、JR新潟支社前で「羽越線事故弾劾」「JRは事故を風や雪のせいにするな」「JRは外注化、偽装請負をやめろ」「グリーンスタッフの雇い止めをやめろ」「1047名の解雇を撤回しろ」のシュプレヒコールをたたきつけ、JRの青年労働者が注目する中、駅周辺をデモした。

その後、「犠牲者5人の羽越線事故から7年JRの安全を問う12・24集会」が開催された。
 
 JR関連労働者が司会をつとめ、11・4労働者集会の報告DVD上映後、主催者を代表して国労新潟県支部執行委員の星野文男さんが「昨年2月の大根原踏切事故(飯山線、新潟県中魚沼郡津南町)で2人のJR労働者が懲戒解雇されて禁固刑を受けたが、またしても責任をとらないJRの経営陣は許せない。2月ライフサイクル、4月外注化を阻止しよう」とあいさつした。1・19伯備線事故弾劾集会への結集を呼びかける山田和広動労西日本副委員長のメッセージが紹介された後、動労千葉強制出向差止め訴訟主任代理人の石田亮弁護士が講演した。

 石田弁護士は、JRの検修外注化が偽装請負であることを暴きながら、「村上ファンドの村上世彰は『アウトソーシングの時代』の中で、人を『負の遺産』と呼んで切り捨てることを主張した」と、外注化は賃金と労働条件の切り下げ、転籍が狙いであることを明らかにした。そして、報告に立った国労秋田闘争団の小玉忠憲さんは「羽越線事故で亡くなった秋田の遺族に対してJRは謝罪すらしていない」と弾劾し、国労郡山工場支部書記長の橋本光一さんは「外注化阻止で職場の団結をつくりだしてきた」とこの1年の経過をいきいきと報告した。全金本山労組副委員長の長谷武志さんは「12・16衆院選は、労働者が新たな党を求めていること示している。われわれにとってチャンス」と述べた。

 さらに、新潟市再任用解雇撤回裁判を闘う斎藤実さんと、パワハラと闘う非正規職の青年労働者が決意を語った。まとめを行った郵政労働者は、JP職場でバイク事故が多発していることを報告し、青年が職場から闘おうと呼びかけた。最後に、動労千葉を支援する会・新潟代表の坂場信雄さんの団結がんばろうで締めくくった。(新潟・増田)

No.

業務外注化-強制出向粉砕!
強制出向命令の無効を 求めて東京地裁に提訴

動労千葉、動労水戸、動労連帯高崎の強制出向させられた組合員53名が原告に!
安全の崩壊と労働者の権利を破壊する外注化と出向を粉砕しよう!

 12月26日、動労千葉、動労水戸、動労連帯高崎の強制出向させられた組合員53人は、強制出向命令の無効確認を求める裁判を東京地裁に提訴した。

 そして、提訴後、司法記者クラブで記者会見を行い、業務外注化と強制出向の違法性と、労働者が置かれた現状に対して労働組合が闘うことの必要性などを訴えた。

 外注化ー強制出向粉砕へ、団結して職場闘争をガンガン闘い、そして裁判闘争において偽装請負の事実、強制出向の違法ー不当性を徹底的に暴き出し、絶対に勝利しよう!
強制出向無効の裁判提訴に向かう原告代表団。12月26日、東京地裁前
本人の同意もない!戻る場所もない事実上の「転籍」だ!
 まず何よりも、今回の強制出向は、業務そのものが鉄道サービス会社に外注化されたために、戻る場所がないということだ。団体交渉でもJR東日本は、戻るべき職場と業務がない場合には「出向の延長」を行うとしている。これは、戻る名所がない=「出向の延長」=実質的な「転籍」ということであり、違法行為そのものだ。

 また、民法においても、「使用者は、労働者の承諾を得なければその権利を第3者に譲渡できない」と規定されており、復帰を前提にした一時的な出向であっても労働者の同意が必要だとしているのだ。

 今回の出向は、本人の同意も全くない、労働協約も締結されていない、しかも、戻る場所もない実質上の「転籍」である以上、当然、無効だということだ。

 さらに、そもそも出向の必要性が全く存在しないということだ。
 JRも認めているように、そもそも鉄道サービスには、検修・構内業務を行うだけの技術力を持った労働者が存在しないこと、そのために業務を行う労働者を出向させ、しかも、JRとの窓口となる作業責任者もいないためにJRから管理者を大量に出向させているのだ。労働省告示37号では、「契約相手から独立して業務を行うこと」とされてるが、鉄道サービスは独立して業務を行うどころか、JRから出向した労働者と管理者、JRの工具や機械等々を使用しながら業務を行うなど、JR丸抱えで業務を行うということだ。これを業務委託などといえるはずがない。
労働者の団結を破壊し、争議権も否定する業務外注化!
  さらに問題になるのは、業務委託により鉄道の安全が崩壊するということだ。12月2日に発生した中央道・笹子トンネル事故は、道路公団の分割・民営化と業務外注化によってもたらされたものだ。今回の業務委託は、こうした安全そのものを崩壊させることは明らかだ。

 そして、今回の外注化と強制出向により、休日減をはじめとした重大な不利益が発生した。休日が減らされるということは、労働者にとってみれば死活問題だ。

 さらに、出向により、同じ職場で働く労働者が分断されたことにより労働組合の団結が破壊されるという重大な問題だ。しかも、業務外注化当日から動労千葉が行ったストライキの時には、「発注していないから」と言う理由で、委託した業務をJRが行うなど、労働者の団結権そのものを否定する行為を行ったのだ。

 こんな違法の限りを尽くした業務外注化と強制出向は、無効以外の何ものでもないことは明白だ。外注化ー強制出向粉砕!組織拡大へ全力で闘いぬこう!
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう

 だ  ん   け  つ  2012年12月25日
888
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

延安の労働者の闘い
非正規雇用阻止へ勝利的な前進
 中国の延安市にある延煉サービス会社(延煉実業グループ企業総合サービス会社)で、労働者が非正規雇用化に反対し、「期限の定めのない労働契約」を要求して立ち上がった。この闘いは労働者の激しい怒りの前に会社側を徹底的に追いつめ、勝利的な前進をかちとっている。

 延煉サービス会社は、市の労働部門が集めた労働者(集体工)175人、さらに親会社である延安煉油工場の労働者家族の労働者(家族工)約640人、計約800人の労働者を、外部の人材派遣会社との間で新たな労働契約を結ばせて派遣労働者(非正規雇用)にしようとする攻撃を今年の春からかけてきた。
非正規雇用に反対して抗議する延煉サービス会社の労働者
 すでに労働契約を結んでいる労働者を強制的に派遣労働者にするというのは、前代未聞の攻撃であり、中国の労働法との関係でも違法であるといわれる。

 そして12月12日に会社は、“3日以内に派遣会社との労働契約を結ばない者は、自主的に退職したものとみなし、賃金を支払わない”とする警告を出してきた。しかしこの恫喝に屈せず、労働者は闘いを連日貫徹した。この非正規雇用化に反対する不屈の労働者の闘いは、全中国の共感と支援を呼び起こした。中国当局の封殺にも関わらず、事件はネットで次々と広がり、全国的な支援運動の輪が拡大した。広東省深セン市で幾多の労働争議にかかわってきた労働弁護士が、急いで延安に行き、労働者と合流、労働者の代表とともに党と会社を相手に団体交渉をした。一方で労働者は連日の抗議行動を会社で展開した。歴史的な団結行動が闘われたのである。ここには全中国の労働者階級の非正規雇用への激しい怒りが示されている。

 この会社・地域を超えた闘いの広がりに、中国スターリン主義と会社は完全に追いつめられた。そして12月18日に「派遣労働者化は、労働者の希望にまかせる。すでに(派遣会社との新たな)労働契約を締結して後悔している者も、以前の身分にもどす」と公表するに至ったのである。だが労働者は、会社がこの発言をひっくり返すことを警戒し、その確約を求めて闘いを継続している。

 この延安の労働者の闘いを始め、中国では次々と大規模なストライキが続発している。12月7日には、iPhoneの外装箱を印刷している香港系資本の深セン華彩印刷で、劣悪な労働条件に抗議して3000人のストライキが爆発。高速道路を封鎖して闘っている。12月10日にも江蘇省靖江市にある東方重工で、未払い賃金の支払いを求めて数千人のストライキが爆発した。さらに12月10日から22日まで広東省仏山市にある翔合靴会社の工場で、工場の移転に反対し、その補償を求めて600人のストライキがあり、工場は武装警官400人を動員して移転を強行する事態となった。

 まさに発足したばかりの習近平政権は、非正規労働者を先頭とする労働者の怒りに包まれており、しかも決定的なことは、これらの労働者の闘いが、「経済開発特区」である広東省深セン市の青年労働者の闘いが切り開いた地平を背景にして、全国的に運動が結びつこうとしているのである。中国の労働運動は、確実に新たな段階に入りつつある。2013年、「外注化阻止」「非正規雇用撤廃」の闘いを発展的に闘いぬき、この中国の労働者との連帯をかちとっていこう!(K)

最終処分場「断固拒否」ノボリ林立
矢板・高萩市民が霞が関をデモ

 12月20日、都心で、指定廃棄物(8千ベクレルを超える放射能を帯びた廃棄物)の最終処分場候補地の白紙撤回を求める集会とデモが行われました。

 集会場となった日比谷野音には、栃木県矢板市から300人、茨城県高萩市からは150人余りの人々がそれぞれバスを連ねて結集。さらにマスコミ関係者や東京近郊から駆けつけた人々などで、全部で約600人ほどが集まりました。ちなみに、それぞれの市民は、今回の東京行きのために各自が4千円以上を出し合って、バスをチャーターして参加しています。

 環境省が栃木、茨城にそれぞれ一方的に「最終処分場を造る」と発表したのが9月。9月3日には矢板市塩田地区が、9月27日には高萩市上君田地区が「候補地」とされました。両者は北関東の、そのさらに北部をほぼ横一直線に東西に結ぶ地点にあります。山の中を通る国道461号線がそれぞれの地を結び、途中には被曝労働拒否と外注化阻止を闘う動労水戸の大子支部があります。

 矢板市では12月2日に8千人の集会、高萩市では12月15日に冷たい雨の降る中で3千人の総決起集会が開催されてきました。そしてこの日20日は、反対運動を進めてきた両市民団体が合同して、都心での最終処分場候補地白紙撤回を求める総決起集会です。会場には、矢板、高萩のそれぞれの市民の思いが込められた「処分場にNO!」「断固拒否」などの真っ赤なノボリが林立。矢板市民はピンク色の「断固拒否」のプラカード、高萩市民は鮮やかな黄色の「処分場白紙撤回」のプラカードを持っています。集会は、都心の渋滞に巻きこまれた矢板の人々が乗ったバスの到着を待って、予定時間を少し過ぎた午後1時半過ぎに始まりました。

 矢板市民同盟会の司会の方の声は、とても元気よく、しかし怒りにあふれていました。冒頭の主催者あいさつを行った矢板市民同盟会の小野崎会長は、「本日の集会は、われわれの怒りを全国の人々に知っていただくためです。(野音の舞台に向かって右手=西方向を指さしながら)あの高い27階建てのビルにわれわれを苦しめている環境省が入っています。『上から目線』そのもの。絶対に許すことはできません(会場から『そうだ!』と拍手)。民主党政権はマニフェスト無視に始まり、強引なTPP参加、オスプレイの容認など様々な暴挙で惨敗。3年3ヶ月で崩壊しました。政権が替わったところでわれわれの決意はまったく変わっていない」と発言。会場からは万雷の拍手でした。

 さらに、矢板と高萩の市民3人が発言。矢板も高萩も水源地を選定していること、自然を破壊して子どもたちが安心して住めない場所にしようとしていることへの弾劾が相次ぎました。特に矢板の市民からは、今回処分場選定の「根拠」となった昨年8月成立の「放射性汚染物質対処特別措置法」で、住民同意も相談すらもなしに国の一方的な「選定」で各県1カ所の処分場が決まってしまうという独裁的な在り方への強烈な怒りが表明されました。矢板・高萩の市長も含めて地元からの発言者は全員が白紙撤回まで闘う決意が表明されました。

 集会の最後に、各自が持っていたプラカードを高々と掲げて「がんばろう」を三唱。デモは日比谷公園の霞門からスタート。車体に「放射性廃棄物最終処分場にNO!」と大書したPRカーが先導。数十本の赤いのぼり旗がすごい迫力。「断固反対」と大書したむしろ旗も2本。三里塚闘争の最初もこんな感じだったのかと思わせました。政治の中枢である霞が関の官庁街を堂々と突き進み、矢板や高萩の住民の激しい怒りが、最終処分場建設をやみくもに推進しようとする政治家や官僚たちにたたきつけられました。(栃木・K)

 だ  ん   け  つ  2012年12月24日  
887
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

12・21反原発金曜行動、
安倍・自民党に猛烈な怒り

 総選挙後、初の首相官邸・国会前行動が12月21日行われた。原発推進と戦争・改憲を叫ぶ自民党への怒りで、抗議の人の波は選挙前を完全に上回った。

 労働者人民は自民党の「勝利」などに挫けてはいない。発言では「自民党が勝ってもあきらめるわけにはいかない」「全部の原発をなくすまで闘いぬく」という声が次々と続いた。自民党の「選挙勝利」は逆に、日本の労働者人民の中にある原発に対する底知れぬ怒りと不屈の戦闘性を証明した。自治体の青年労働者など、NAZENの仲間も駆けつけて闘った。斎藤郁真委員長・坂野陽平書記長を先頭に、全学連の学生も「原発なくせ!」と声を張り上げた。
 

 首相官邸前では、デモや抗議行動は初参加という、神戸から来た19歳の女性が「今日は選挙の結果にがっかりして自分で行動しようと思って東京まで来ました」と発言に立った。彼女はさらに「このままでは国民は搾取される人であり、自由のない人です。『愛国心』だとかも叫ばれている」と怒りの思いを語り、官邸前は「いいぞ!」「頑張ろう!」の歓声と大きな拍手に包まれた。

 国会前でも、多くの人が思いを語った。埼玉県から来た男性は「私は今猛烈に怒っています。原発政策の最大の責任者である自民党が政権に復帰してしまった。奴らは一度も謝罪したこともない。反省したこともない」と声を張り上げた。「原発反対!」「再稼働反対!」「子どもを守れ!」「フクシマ返せ!」のコールが何度も何度も繰り返された。全参加者の自民党や民主党に対する憤激の声がひとつになり、国会前の冬空にとどろいた。

 若い女性は「ここの抗議はすごく大事です。ここで皆さんに会えて、勇気や力をもらって、ここで充電して、また抗議の声をあげていこうという気持ちになりました。今日ここに集まった方たちは選挙の結果をみて、やっぱり『頑張らなくちゃ』と思って来ている方たちだと思うので、また声を上げて一緒やっていきましょう」と決意を語った。「そうだ!」の声があがった。

 たんぽぽ舎の男性は「自民党の票を見ると、3年前の比例票は1800万ちょっと、今回は1600万ちょっと。220万くらい比例票は減っている」と、今回選挙が労働者人民の自民党への不信と批判を示していることを喝破した。続けて大飯原発に抗議に行ったことを報告し、「福井で頑張っている尼さんに、『選挙の結果がどうなろうと東京の官邸行動は頑張って欲しい。東京の活動が一番励みになる』と言われた。この官邸・国会前の行動が全国で頑張っている人たちの明かり・灯台となっている」と熱く呼びかけた。

 ふくしま集団疎開裁判の会の抗議・宣伝行動も文科省前・財務省前で行われた。

 電話インタビューで登場した山本太郎さんは、「選挙の結果は残念だったがあきらめるわけにはいかない。この悔しさをパワーに変えていきましょう。わくわくしています」と高ぶる気持ちを表現した。疎開裁判の会の女性は「集団疎開裁判の1月21日の仙台高裁の裁判に絶対に勝たなくてはならない」と心から訴えた。

 首相官邸・国会前の行動はいよいよ重要になってきている。今年最後の行動は12月28日だ。青年労働者、学生、そしてすべての人が集まろう! 官邸・国会前に大結集し、自民党・安倍に先制的に打撃を与えよう! 安倍や自民党をぶっ飛ばそう!(H)

動労千葉鉄建公団訴訟控訴審始まる 「事実直視し解雇撤回を!」
 動労千葉鉄建公団訴訟控訴審の第1回口頭弁論が12月17日、東京高裁民事12部(難波孝一裁判長)で開かれた。いよいよ解雇撤回・JR復帰に向けた新たな闘いが始まった。

 裁判所前に結集した動労千葉組合員と支援者を前に、動労千葉争議団の高石正博団長は「一審判決は、私たちが不当労働行為によって職場を奪われたことを認めた。不当労働行為を認めた以上、JRに戻すのが当たり前だ。
 自分たちの闘いが正しかったこと、JRに復帰するのが当然だということを裁判所に認めさせるために、今後ともご支援をお願いします」とあいさつした。参加者は、反動の牙城=東京高裁に「1047名解雇撤回! JRに採用しろ!」と怒りのコールをたたきつけて裁判所に入った。 

 裁判の冒頭、動労千葉争議団の中村仁さんが意見陳述を行った。中村さんは「一審判決は、停職6カ月以上または停職2回という名簿不記載基準を策定してわれわれを採用候補者名簿から外したこと、それを指示したのが葛西敬之職員局次長(現JR東海会長)であったことを認定し、国鉄当局の不当労働行為を認めた。ここまで認定すれば解雇撤回以外の結論があるはずがない」と断じ、「この25年間、JR不採用になった怒りと悔しさを忘れたことはない。東京高裁は事実を事実として見て公正な判決を出すべきだ」と裁判官に迫った。

 続いて原告代理人が、控訴の理由を陳述した。
 代理人は最初に、東京地裁の裁判官時代に国労鉄建公団訴訟一審判決(2005年9月15日)を出した難波裁判長に次のように迫った。「自分は1047名問題は分かっているというような認識をすべて捨てて本裁判に臨むべきだ。その後の闘いによって、名簿作成過程における具体的な事実関係が初めて明らかになった。裁判長は1歩も2歩も認識を進め、事実を直視した審理を求める」。そして、採用候補者名簿からの排除と90年清算事業団解雇は密接不可分であることを改めて明らかにし、採用候補者名簿作成過程での不当労働行為を認定しながら「両者は一体のものではない」と強弁して90年清算事業団解雇を有効とした一審判決の誤りを明快に指摘した。さらに、国鉄分割・民営化そのものが国家的不当労働行為であったというこの裁判の原点を強調し、消滅時効や損害賠償額認定の問題などにわたり原判決を全面批判した。最後に「不当労働行為に基づく解雇は無効であり被告の鉄道運輸機構は原状回復する義務がある。原告が他の採用候補者名簿記載者と同等、すなわちJR東日本職員の地位にあることを認めるべきだ」と解雇撤回・JR復帰の判決を求めた。

 被告代理人である西綜合法律事務所の向井千杉は「本件基準の策定と名簿不記載が不当労働行為だと認めた原判決は致命的誤りだ。解雇が有効であることは過去の裁判において等しく認められている」と悲鳴をあげ、一審判決への打撃感をあらわにした。

 都内の会場で報告集会が開催された。動労千葉顧問弁護団長の葉山岳夫弁護士は「現在の学説では、不当労働行為に対する救済は単なる原状回復でなく、『少なくとも原状回復』というのが主流の考え方だ。原告を名簿に記載されていた状態に戻すこと、つまり必然的にJR職員としての地位が回復されねばならない」と控訴審での課題を解説した。

 支援に駆けつけた動労連帯高崎の和田山繁委員長は「私の所属する埼玉県の熊谷地区労で『1047名問題は終わっていない』と署名運動への協力を要請した。物販も非常に感触がいい。1047名闘争の持っている位置は非常に大きい。検修の外注化問題と一体で職場から闘いをつくっていく」とあいさつ。動労水戸の木村郁夫書記長も「動労千葉は労働運動の未来をかけ、国鉄分割・民営化に対して首をかけて2波のストに立った。こうした歴史のすべてがこの闘いには詰まっている。絶対に勝利しなければならない。総選挙の結果を見ても、連合支配は完全に崩壊している。今こそ打って出るべき時だ」と共に闘う決意を示した。

 動労千葉を支援する会の代表が連帯あいさつを行い、最後に動労千葉の田中康宏委員長が「新たな闘いが始まった。初心に返り、勝ちにいく裁判として全力で闘う。外注化攻撃との闘いもこれから本格的な段階に入る。年内に外注化と強制出向差し止めの裁判を提訴する。この二つの闘いを軸に、闘う労働運動復権に向けて闘おう」と集会をまとめた。
 次回の裁判は2月27日(水)午後2時30分から東京高裁で開かれる。(O)


 だ  ん   け  つ  2012年12月21日
886
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
闘う労働運動の再生巨万の
大衆行動
こそ社会を変える力!
 衆議院選挙が行われ、自民党・公明党で325議席を占める結果となった。

 この選挙結果には、労働者人民の様々な怒りが込められている。今回の選挙で、まず2009年の政権交代選挙でのマニフェストを踏みにじり、やらないと言っていた消費税増税を強行し、原発再稼働を強行した「うそつき民主党」に対する労働者人民の怒りの鉄槌が下された。それが、民主党の壊滅的惨敗となった。

 だが、自民党を支持してこのような結果となったわけでもない。それを示すのが、投票率の低さだ。小選挙区の確定投票率は59.32%となり、戦後最低を記録した。前回の衆議院選挙より約10%の激減だ。4割の労働者人民が、民主・野田、自民・安倍、維新・石原=橋下などによる戦争・改憲、原発再稼働、消費大増税、TPPなどの反動政策を競い合うことに怒りをもって、投票をボイコットしたということだ。
 しかも、小選挙区制という「詐欺的な選挙制度」によって、「自民圧勝」が可能となった。自民党は約4割の得票で、約8割の議席を得たのだ。自民党の得票数も、政権を失った2009年総選挙からさほど変わっていない。「詐欺的な選挙制度」の結果、小選挙区で第一党となった自民党が大量の議席を得たにすぎない。労働者人民は、けっして自民党を積極的に勝たせたわけではないのだ。だから、圧倒的議席をえたはずの自民党の安倍は笑顔など全くなかった。労働者人民の奥深い怒りがマグマのようにたまっているのだ。自民党も、民主党のようなことをやれば、即座にたたき落とされる恐怖を感じているということだ。

 政権を握った自民党・安倍は、戦争・改憲、原発推進、消費大増税の強行、TPP、外注化・民営化・非正規化を進めるだろう。それは絶対に許せないものだが、労働者人民にとっては絶望ではない。こんな政策を進めれば進めるほど、資本家階級とその手先である国家に対する労働者人民の怒りが爆発する。資本家階級と労働者階級の階級対立は激しく激化し、革命的情勢はますます成熟していく。

 世界大恐慌の爆発と3・11東日本大震災と原発大事故の中で、政治家たちに頼るのではなく、自分たちの力で社会を変えると、膨大な人たちが反原発闘争にたちあがっている。支配階級や、あらゆる資本主義擁護の勢力は、今回の衆議院選挙において、開始された反原発闘争を資本主義の体制の枠の中に押しとどめようとした。だがこれは根本的に破たんしている。今後、反原発闘争や外注化阻止・非正規職撤廃の闘いは、体制の枠をこえて激しく爆発するだろう。なぜならば、それはもはや、「命のかかった闘い」となっているからだ。

 今回の総選挙で、あらゆる政党が「景気対策」などをふりまいた。だが、これから世界大恐慌は本格的に爆発する。資本主義の矛盾が全面的に爆発する時代だ。それは逆にいえば、資本主義を打倒するチャンスの到来である。今後、自民党による政治支配はただちに破たんに直面していくのは間違いない。日本帝国主義の体制的危機はハンパではない。資本主義の体制の枠の中で、なんとかしようとも、それは絶対に解決できない。

 求められているのは、資本主義社会を根本的に打倒し、労働者が主人公の新しい社会をつくりだすことである。「命よりも金儲け」という腐りきった資本主義、労働者の労働力を商品化し、資本のカネもうけの手段とする資本主義、そのためならば戦争も原発もやる資本主義。この破たんした社会を根本から変革する時が来たのだ。問われているのは、闘う労働運動の再生であり、霞が関・永田町を占拠する100万人の大衆行動だ。

 民主党の惨敗によって、民主党を支えてきた連合という腐った労働組合も激しい危機に直面している。職場・生産点から、闘う労働組合をつくりだしていくことが必要だ。

 労働者人民は、選挙で一票を投じるだけの存在ではない。政治家なんどにまかせるのではなく、一人ひとりが社会の主人公になるべく社会を変革する主体だ。

 労働者の解放は、労働者自身が闘って勝ち取るのだ。
 外注化阻止・非正規職撤廃、反原発闘争を闘って、職場から闘う労働組合をつくりだそう!

                                     
動労千葉を支援する会・習志野


No.


12・26出向差止訴訟提訴に全力で結集しよう!

日  時 12月26日 13時 東京地裁に集合
指定列車 千葉駅5番線 12時01分快速列車 最後部乗車
強制出向差止本訴訟の勝利に向けて全力で闘いぬこう!

  千葉労働局がJR千葉支社を調査!一ノ宮派出で委託業務を確認
 12月26日、強制出向させられた動労千葉、動労水戸、動労連帯高崎に所属する組合員53名は、東京地裁に対して、出向命令の無効を求める裁判に起ち上がります。強制出向粉砕に向けて、12月26日、東京地裁に結集しよう!
  大幅な不利益強制ー出向の延長=事実上の「転籍」だ!
 業務外注化に伴う強制出向は、100%違法だ。そもそも、就業規則に出向規程があるからといって本人の承諾なしに一方的に出向を強制することなどできないのだ。特に今回の出向では、休日数が5日も減ること、出向中の特別加算金(2500円)を日給に換算した場合著しく定額であること、今回の出向はJRで行っていた業務に就くことが条件であったにもかかわらず、出向直後から碍子清掃等に従事させられている労働者がいるなど、今後、検修・構内以外の業務に就く可能性があること、人間ドックについても、出向者の場合には3年目の無料実施がなくなり、5000円の実費負担になること等々、極めて大きな不利益を被るのだ。

 そして、今回の出向の最大の問題は、JRへの復帰があり得いないこと、行きっぱなしの出向になるということだ。これは、会社も認めているとおりだ。会社は、この間の団体交渉において、次のように回答している。
組合 出向から帰る場所はどうなるのか。 特に派出などは職場丸ごと委託になる。 元職場といってもその職場がないではな いか。どこに戻るんだ。

会社 派出の場合には、延長になる。
組合 「延長になる」ということは戻る場所が ないということだ。会社が「延長」を判断した場合、どのように説明するのか。
会社 本人に希望を聞くことになる。
組合 本人が「延長」を希望しない場合は?。
会社 本人が延長を希望しない場合には、任用の基準で出向を延長することになる。

 戻る場所について会社は、保全検査や技術管理を上げているが、これらの業務も「委託対象業務」であることを会社は認めており、結局、将来、戻る場所などないこと、出向の延長が延々と行われるということだ。こうした出向の延長=事実上の転籍は、この間の裁判でも違法とされてきた部分だ。
  
  出向4要件を全く満たしていないことは明々白々だ!
 さらに問題なのは、千葉労働局が示した出向に間すぬる4要件(人事交流、経営状況、技術移転、能力開発)からも著しく逸脱しているということだ。

 千葉労働局も、人事交流ではないこと、JR東日本の経営状況が03年度以降最高の利益を上げている状況であり、経営上も業務委託ー出向を行う必要がないこと、千葉鉄道サービスに検修・構内業務ができるプロパー社員いないために技術移転や能力開発ができないことを認めている状況だ。
  現場の怒りが労働局を動かしたー闘いはこれかが本番!
 こうした中、12月に入って、千葉労働局がJR千葉支社に対して現場調査に乗り出したことが明らかになった。

 12月7日、15時30分頃、一ノ宮派出に、千葉労働局の担当者3名と千葉支社の管理者2名が訪れ、業務外注化後の入換業務や列車の併合作業の流れについて確認したというのだ。

 これは、この間、動労千葉が千葉労働局に対して行った偽装請負に関する違法申告を受けて現地調査を実施したということであり、外注化に対する現場の怒りが千葉労働局を動かしたのだ。

 これは、重大なたことだ。労働局も今回の業務外注化が偽装請負だと見て動き出したということだ。
 出向の要件も満たしていない、しかも偽装請負によって出向させられているということは、違法以外の何ものでもない。
 強制出向を絶対に粉砕するために、12月26日、出向差止訴訟の提訴に、全力で結集しよう!
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう

 だ  ん   け  つ  2012年12月20日  
885
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
「世界を変える時は今!」
山本太郎さん若者エネルギー炸裂
 衆議院選挙最終日の12月15日夕方、山本太郎さんはJR高円寺駅北口で若者のうねりの中にいた。「僕もう38歳ですけど、他に比べれば若いんですよね」。駅前広場を埋め尽くして、ライブが大音量で行われた。

 ラップあり、ロックありのイベントは、選挙というより、この場に集まってきた青年たちの心の底からの自己表現、意思表示の場だった。京都からシュラフを持ってボランティアに参加した若者、新潟県柏崎市からやって来たミュージシャン。みんな、山本太郎さんの奮起に心をつき動かされ、全国から駆けつけた人たちだ。そこに地元の杉並区や東京だけでなく、首都圏からも多くの人が集まった。
 宝石のように輝く言葉が音楽にのって生み出される。「千年後の世界に責任を持つために、今をかっこよく生きようよ!」「原発、TPP、全部あんたの話なんだよ」「もう誰にも止められない、俺たちはもう動き出したんだよ、ピース!」

 山本太郎さんも、マイクを握って訴えた。「変えたい! みんなで変えよう! 今、世の中で行われていること無茶苦茶や。3・11があって気がついたんです。原発を通して『本当にこの世界にはいろんな問題があるんだな、そして、今、世の中には不条理でがんじがらめになった人がたくさんいるんだ』と気付いたんです。気付いたからにはやるしかない!」「いま福島第一原発で収束作業している人に話を聞きました。壮絶です。目の中に人工レンズを入れたりだとか、白血病で亡くなった方だったり、日常のように起こっているんですよね。本当に悔しい!」「食品の安全基準。事故が起こった後、1キロ当たり500ベクレルでした。それが今年の春から100ベクレルに下がりました。『下がったから大丈夫じゃないか』と思ったら命を落とします! なぜなら、1キロ当たり100ベクレルは、事故前、放射性廃棄物と同等だった。許せますか?」「変える時が来ました。今変わる時なんです。今なら止められる。止めましょう。一体、誰のために動いている社会なんだ。僕たち一人ひとりのためだ。1%の人たちの利益のために原発を続けて、僕たちは放射性廃棄物と同等のものを食べさせられる。そんな世の中おかしいに決まっている!」

 そして、集まったみんなに向かって「僕には大きな組織も金もないけれど、こんなに大きな力がある。一人ひとりの力を結集すれば大きく方向転換できる!」と呼びかけた。太郎さんの魂を振り絞った訴えは、その場に集まった一人ひとりの心に熱いものをあふれさせた。

 16日の投票日、原発廃炉の思いを込めた1票が世界を変える! 今すぐ原発をなくすために行動しよう! 「心が動けば体は動き出す!」「時代の空気、それは間違いなく君自身だ!」(M&H)


NEW外注化阻止ニュース48号

動労千葉を支援する会のホームページから転載


 だ  ん   け  つ  2012年12月15日
884
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

荻窪駅前タロー旋風! 数千人聴衆を前に沢田研二さんも応援演説

 12月14日、荻窪北口はタロー旋風! マイクを握った山本太郎候補は、杉並が原水禁運働発祥の地であり、原発推進と戦争・改憲の自民党・石原伸晃の選挙区だからこそ、この杉並で立候補したんだと訴えた。そして「今回の選挙は、命を守ろうとする者と、命を奪おうとする者との闘いだ。今変えなければいつ変えるのか! 石原ファミリーを倒そう!」と呼びかけると、集まった千人を超える人々が大きな拍手で応えた。

 午後6時、沢田研二さんが登場! 聴衆は数千人にふくれあがった。「ジュリー!」の声も飛ぶ。沢田さんは「まず何より原発を止めなければならない。山本太郎さんが勇気を持って立候補してくれた。山本太郎さんを送り出しましょう。僕も昨日、西荻で街宣に行って、山本太郎さんの街頭演説を聴いた。公選はがきを杉並区内の友達に送りました!」

 山本太郎さんはタローコールに送られて、この日の官邸前行動に向かった。
 15日は選挙戦最終日。JR高円寺北口で午後5時から午後8時まで山本太郎候補の最後の駅頭演説と総決起集会が開かれる。かけつけよう!(M

NAZEN杉並が阿佐ヶ谷デモ、
駅頭宣伝中
山本候補熱いエール!

 12月13日、毎月恒例のNAZEN杉並デモが意気高く闘われた。12月15日~17日、国際原子力マフィアとも言うべきIAEAと日本政府が、福島県郡山市で国際会議を開催し、原子力は安全キャンペーンを行い、原発再稼働への道を開こうとしている。冗談じゃない! 杉並から反対の声をあげ、福島現地での闘いと合流しよう! と呼びかけるデモだ!
 今回は、12月16日の衆院選投票日直前の選挙真っ最中のデモだ。公示直前に、NAZEN呼びかけ人でもある俳優の山本太郎さんが杉並から出馬表明して、連日駅前や地域に大きな風を巻き起こしている。原発即時廃炉を掲げるただ一人の候補だ。


 「原発は即時廃炉以外に道はない。お金よりも命が大事。最大の力は99%の僕たちです。1%の人たちのために僕たちが犠牲になるなんてあり得ない!原発の歴史をつくり続けてきた自民党の中枢にいる象徴的な石原ファミリー。ここをうち破れば日本中に大きなエネルギーが生まれる。力を結集して、社会を変えよう!」という山本太郎さんの訴えに、連日、青年を中心に数百人から千人規模の聴衆が集まり、街頭を熱くしている。都知事選・衆院選は、自民党・民主党・維新など原発推進・改憲・戦争推進勢力のオンパレード! さらに、ついこの前まで「原子力の平和利用」と言ってきたにわか(ペテン)脱原発勢力だ。選挙が終われば、舌の根も乾かぬうちに原発再稼働容認、核燃サイクル容認に転じる連中だ。彼らは山本さんのように本気で福島の子どもたちや、福島第一原発の低賃金・違法・危険な作業で最悪の事態を阻んでいる労働者のことを考えたりなどしていない。そんな連中が議員になっても、原発は止められるはずがない。

 NAZEN杉並は、熱い思いでデモに立った。山本太郎さんの決起は「今度の選挙ほどどの政党にも入れたくない選挙はない」という怒りの民意を代表した決断だ。これに応えるデモにもなるぞと公園に集まった皆が明るい。なぜ杉並なのかについて山本さんは、反核闘争の発祥の地であり、自民の石原がおり、デモに立ちあがったのが昨年4月の高円寺デモだったことを演説でガンガン訴えている。山本太郎さんとともに、本気で原発廃炉に向けて闘おうと、NAZEN吉祥寺をはじめ東京の各地からも労働者が駆けつけ、デモ隊は100人近い数にふくれあがった。

 商店街を抜けて阿佐谷駅前にデモ隊が出る。「原発廃炉!」のコールに沿道からの声援がとぶ。阿佐谷駅前のガード下に、山本太郎さんとボランティアの青年たちも出てきて手を振り、デモ隊も旗を振り歓声をあげて応え、熱い熱いエールを交わした。街中一帯が反原発の解放的空間になって、公安刑事たちは憔悴していた。デモ隊はますます元気になり、「原発いらない、石原いらない」など次々とピッタリのコールが飛び交う。デモ後は、多くのデモ参加者が山本太郎さんの駅前街宣に合流した。子どもたちの命を守り、労働者が生きられる社会に変えるためにもっともっとつながろう! (東京西部・飯野依子)


 だ  ん   け  つ  2012年12月20日  
885
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
「世界を変える時は今!」
山本太郎さん若者エネルギー炸裂
 衆議院選挙最終日の12月15日夕方、山本太郎さんはJR高円寺駅北口で若者のうねりの中にいた。「僕もう38歳ですけど、他に比べれば若いんですよね」。駅前広場を埋め尽くして、ライブが大音量で行われた。

 ラップあり、ロックありのイベントは、選挙というより、この場に集まってきた青年たちの心の底からの自己表現、意思表示の場だった。京都からシュラフを持ってボランティアに参加した若者、新潟県柏崎市からやって来たミュージシャン。みんな、山本太郎さんの奮起に心をつき動かされ、全国から駆けつけた人たちだ。そこに地元の杉並区や東京だけでなく、首都圏からも多くの人が集まった。
 宝石のように輝く言葉が音楽にのって生み出される。「千年後の世界に責任を持つために、今をかっこよく生きようよ!」「原発、TPP、全部あんたの話なんだよ」「もう誰にも止められない、俺たちはもう動き出したんだよ、ピース!」

 山本太郎さんも、マイクを握って訴えた。「変えたい! みんなで変えよう! 今、世の中で行われていること無茶苦茶や。3・11があって気がついたんです。原発を通して『本当にこの世界にはいろんな問題があるんだな、そして、今、世の中には不条理でがんじがらめになった人がたくさんいるんだ』と気付いたんです。気付いたからにはやるしかない!」「いま福島第一原発で収束作業している人に話を聞きました。壮絶です。目の中に人工レンズを入れたりだとか、白血病で亡くなった方だったり、日常のように起こっているんですよね。本当に悔しい!」「食品の安全基準。事故が起こった後、1キロ当たり500ベクレルでした。それが今年の春から100ベクレルに下がりました。『下がったから大丈夫じゃないか』と思ったら命を落とします! なぜなら、1キロ当たり100ベクレルは、事故前、放射性廃棄物と同等だった。許せますか?」「変える時が来ました。今変わる時なんです。今なら止められる。止めましょう。一体、誰のために動いている社会なんだ。僕たち一人ひとりのためだ。1%の人たちの利益のために原発を続けて、僕たちは放射性廃棄物と同等のものを食べさせられる。そんな世の中おかしいに決まっている!」

 そして、集まったみんなに向かって「僕には大きな組織も金もないけれど、こんなに大きな力がある。一人ひとりの力を結集すれば大きく方向転換できる!」と呼びかけた。太郎さんの魂を振り絞った訴えは、その場に集まった一人ひとりの心に熱いものをあふれさせた。

 16日の投票日、原発廃炉の思いを込めた1票が世界を変える! 今すぐ原発をなくすために行動しよう! 「心が動けば体は動き出す!」「時代の空気、それは間違いなく君自身だ!」(M&H)





 だ  ん   け  つ  2012年12月10日  
883
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

中国・延安で石油労働者が非正規職化攻撃阻止を掲げデモに決起

 中国で、8月から9月にかけてストライキを闘った延煉サービス会社(延煉実業グループ企業総合サービス会社、延安市にある)の労働者の闘いは、労働者の非正規雇用化(派遣労働者化)に反対し、「期限の定めのない労働契約」を要求して、依然として不屈に続いている。会社はストライキに追いつめられる中で、旧来の雇用契約を破棄して、本年12月末日までに外部の人材派遣会社との新たな労働契約を結ぶように労働者に要求してきた。この暴挙に対して延煉サービス会社の労働者数百人は、12月5日午後2時に会社の入り口に集まりデモに決起した。「労働派遣を阻止する。法によって人権を守り、同一労働・同一賃金を実現しよう!」という横断幕(写真)を高々と掲げ、十数年にわたって働いてきた労働者の派遣労働者化を阻止しようと、怒りの声を上げたのである。
 この派遣労働者化は、延煉サービス会社の実質的な親企業である延安煉油工場会社が所属する陜西延長石油グループ(国有大企業)の4万人の労働者の派遣労働者化計画の一環とされており、その大合理化攻撃、非正規雇用化攻撃に対するすさまじい怒りの行動となったのである。延煉サービス会社の労働者たちは、中国スターリン主義の御用労働組合である工会が当局と一体となって彼らの闘いに敵対する中で、全国に支援を訴えて闘い続けており、非正規雇用に反対する中国の労働者たちの連帯をかちとろうとしている。

 こうした中国での非正規雇用化の攻撃は、中国経済の危機が進行する中でさらに激しくなっている。特に国有企業やその関連企業での非正規雇用化、派遣労働者化が顕著に進んでいる。今回の事態は、こうした中国経済の危機の表現であるとともに、リストラと非正規雇用化攻撃に対する労働者の闘いが力強く始まっていることを示している。

 一方で中国での日本の自動車産業の危機は、膨大な中国の労働者の失業・リストラ問題と直結しており、労働争議を続発させている。工場の移転に伴う一時帰休や非正規雇用化に反対して11月16日から始まった汕頭矢崎総業(自動車部品工場)での労働者の大ストライキは、同月27日に会社側が労働者の要求に対する善処と、労働者を殴打した日本人管理者らの「処分」を約束したことで28日に一旦終結したが、しかし情勢は流動的であり、年明けの再争議もありえるのではという状況になっている。

 さらに11月26日には、やはり自動車や電子機器用の部品などを製造している広東省深せん市の日系・秩父精密産業でストライキが爆発した。やはり工場の移転に抗議し、それに伴う保障を求めての連日のストライキとなり、工場側との協議が成立した30日まで続いている。こうした連続的な自動車関連企業でのストライキには、明らかに中国経済の危機と、釣魚島問題を契機にした「反日」運動の影響による日系自動車産業の行きづまりが反映している。自動車産業は現代帝国主義の基幹産業そのものであり、この中国市場での危機、中国市場での自動車をめぐる帝国主義争闘戦の敗北は、日帝経済の危機に直結している。

 非正規雇用とリストラに反対する労働者の決起が、バブル崩壊への突入の中で、中国でも次々と爆発している。「非正規職撤廃」「外注化阻止」の闘いを一層力強く推進し、中国の労働者との団結をかちとっていこう!(K)

No.

京葉支部第25回定期大会 全面外注化阻止へさらに闘いぬこう!

 11月19日、京葉支部は第25回定期大会をDC会館で開催した。
 大会は、田辺副支部長の開会あいさつ、司会進行で進められた。

 後藤支部長が「1年間お疲れ様でした。意見を出し合って方針を決定しよう」とあいさつ。その後来賓の本部田中委員長は、「外注化は10月1日に強行されたが、動労千葉の団結をつぶすことは出来なかった。外注化阻止闘争は継続する。組合つぶし、貧困、格差の蔓延の中で外注化阻止闘争は、大きな成果をかちとった。

 外注化は本線運転士にとっても大きな問題となる。運転士の降りる場が無くなるということだ。
 JRの今度の経営計画は、金儲けのことしか考えていない。駅ナカや電子マネー、鉄道の輸出だ。
 われわれはこれからも外注化の違法性を追究していく。偽装請負や外注化ー強制出向反対の裁判闘争をやっていく。」とあいさつした。

 経過報告、会計報告、会計監査報告が報告され、議事では12年度の運動方針案、予算案について提起され、全体で承認された。
 質疑応答では、
○ 運転士登用差別事件での最高裁の判決が出されたが、この後の取り組みはどうするのか。
○ 外注化が強行され、強制出向に活かされているが外注先はおかしなことだらけだ。
○ 運転士が乗務できなくなったときに、構内に降りるときにはどういう形になるのか
 等の意見が出された。
12年度の役員には新たに副支部長に小林さんが選出されたほか、全員が留任した。 

家族会が第22回定期総会を開催 総会後は親組合も参加してたこ焼きパーティ

動労千葉家族会は、11月25日第22回定期総会を開催した。
 総会は関さんの司会で進められ、冒頭山田会長は、「佐藤前会長の後を受けて新しい役員体制で頑張ってきました。主人が信じている運動を共に闘っていきます。今後も家族会の活動に参加をよろしくお願いします」とあいさつした。

 来賓あいさつでは田中委員長が、「社会を変えないとおかしな状況になっている。労働組合が団結して闘わなければいけない。外注化も動労千葉以外は反対しなかった。労働組合は自分達の権利を守るものだ。動労千葉を大きくし、地域に広げていこう」とあいさつ。

 その後、経過と取り組みの報告、決算と会計監査報告、予算案が報告され、全体で承認された。

 総会後は、持ち寄った材料でたこ焼きを作り、食べながら親睦を深めてきた。
 これからもいろいろな取り組みを考えていきます。家族会への参加をよろしくお願いします。
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう


 だ  ん   け  つ  2012年12月9日
882
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
「職場と社会は俺たちが変える!」
鈴コン集会にあふれる熱気と確信

 12月1日、「解雇撤回・非正規職撤廃 鈴コン闘争勝利へ 解雇1カ年決起集会」が東京・豊島区民センターをあふれさせる185人の参加でかちとられた。鈴木コンクリート工業分会と、7月15日に結成された鈴コン分会闘争支援・連帯共闘会議は、昨年11月からの組合つぶしの解雇攻撃にうちかち、団結と共闘の輪を着実に広げて集会に臨んだ。解雇当該の鈴コン分会三役と職場に残って闘う組合員が「鈴コン分会の報告と訴え」を行った。「国鉄闘争、外注化阻止・非正規職撤廃の闘いは全国・全世界の労働者の共通の闘い」「大失業の本格化は団結して闘うことで新自由主義を倒せる時代が来たことを示している」「職場と社会を変える力は自分たち労働者の中にある」ことを、胸を張って提示した。

 支援・連帯共闘会議の呼びかけ人からは代表の花輪不二男さん(世田谷地区労顧問)が主催者あいさつ。全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部の高英男副委員長からの戦闘的なメッセージの紹介。呼びかけ人はみな「これは自分たち自身の闘いだ」と異口同音に言う。団結の力だ。

 動労千葉の繁沢敬一副委員長と動労水戸の石井真一委員長は連帯のあいさつで外注化阻止決戦の第2段階の大攻防をリアルに報告した。この1年の外注化阻止・非正規職撤廃の大決戦への突入と、三労組共闘、11月労働者集会と一体のものとして鈴コン集会があることが示された。弁護団の木下徹郎弁護士、藤田正人弁護士は、鈴コン解雇撤回裁判の仮処分段階の2回の勝利決定は1年間の闘いの前進、現場攻防の力を示していると語った。
集会前に板橋区で社前闘争が敢行されたことが紹介された。社前闘争は「労働者を解雇したら痛い目にあうこと、高くつくこと」を鈴コン資本に思い知らせたに違いない。共闘会議事務局は、裁判支援の団体署名が150を超え、共闘会議会員も目標に向かって半年で大きく前進しており、さらに職場・地域で拡大しようと訴えた。

 支援・連帯共闘会議に加わった首都圏の7組合が衝撃的に登場した。「連帯してたたかう職場から」の闘争報告で7組合の労働者が次々と発言に立った。生の労働者の姿と熱意、あふれるばかりの闘う気概。鈴コン支援・連帯共闘会議の運動の真骨頂が示された。会場の一体感は尋常ではない。鈴コン分会のような闘いはどんな職場でも必ずできると瞬間的に確信がわいてくる。郵政非正規ユニオンをはじめ精研労組、さいたまユニオン行田分会、西部ユニオンアメリカンアパレル分会、この数カ月の間に、あるいは先月、闘いに決起した労働者が次々と登場。正社員の非正規化、デタラメな解雇、職場閉鎖、賃下げなどなど労働者が生きていけない理不尽な攻撃に対して、泣き言ではなく「ふざけるな」と堂々と立つ。暗さは微塵もない。労働者の団結だけが武器だ。首都圏の職場生産点全体、電機・自動車など全産業の膨大な労働者の怒りのマグマの一端が見える。「俺たちは奴隷じゃない」と徹底して闘う鈴コン分会の闘いが新たな仲間を引きつけている。

 労働者はどんな時代に生きているのか、核心は何なのかをつかんだら立ち上がる。鈴コン分会の「解雇撤回・非正規職撤廃」「地域・産別・ナショナルセンターの枠を越えて闘う労働者の団結を」「非正規職撤廃は正規ももちろん全労働者の課題」「職場で徹底して闘い労働組合をよみがえらせてこの社会を変えよう」「本当の労働者の党をつくろう」の訴えは必ず広がる。勝つ道を示している。支援・連帯共闘の輪は衆院選で安部・野田・石原・橋下を根底から打ち倒す階級的労働運動を鍛え育てている。

 鈴コン分会と共闘会議は来春闘へ全国キャラバンに出ると宣言した。動労千葉のように闘おう! 鈴コン分会のように闘おう! 誰でもどこでも闘える。堂々と胸を張り、誇り高く団結して勝利の2013年へ突き進もう!(東京西部ユニオン・YK)



 だ  ん   け  つ  2012年12月4日  
881
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

総選挙の欺瞞を弾劾し、
11・30官邸前行動に結集
 11月30日、総選挙の大キャンペーンの中、首相官邸・国会前、文科省前などに多くの労働者人民が結集した。たたきつけられるシュプレヒコールの一つひとつに、事故を起こしてなお原発を推進する政府への怒りと、なんとしても原発を止めようという決意がみなぎっている。

 文科省前では午後6時前から、ふくしま集団疎開裁判を闘う仲間が結集し、避難を求めて訴えが続けられた。福島や郡山に行ってきたという青年は、福島の現実をなんら伝えず総選挙についても極右勢力の主張であふれる報道を弾劾し、「最大の被害の福島をなぜ問題にしないのか」と総選挙の欺瞞を暴いて断罪した。

 福島からの避難者は、「安心・安全といわれてきたが、もう地元には帰れない」と怒りを爆発させ、「原発はさっさとゼロに」と訴えた。抗議に来た男性は、「文科省は中に入れて話を聞け!」と文科省を弾劾。

 疎開裁判を闘う弁護士からは、国連人権理事会の調査団ですら、情報を隠し被曝を強制する日本政府を批判する見解を示していることも報告された。「SPEEDIの情報を公開せず、状況をさらに悪化させた」「年間20ミリシーベルトという基準値を使用したことは不適切」「(子どもの甲状腺検査について)二次検査を受けることもできず、要求しても診断書も受け取れない。事実上、自分たちの医療記録にアクセスする権利を否定された」と、そのあまりにも醜悪な実態が暴露されている。そして、原発作業員について「一部の作業員はきわめて高濃度の放射線に被曝した」「何重もの下請け会社が介在して、大量の派遣作業員を雇用している。その多くが短期雇用で、雇用契約終了後に長期的な健康モニタリングが行われることはない」と、被曝労働の実態も報告された。求められているのは、この被曝労働と対決し、労働者の命と生活を守る労働組合だ。

 午後6時、官邸前でコールが始まる。「大間つくるな!」「大飯をとめろ!」「再稼動反対!」。気温が下がる中、熱いシュプレヒコールが鳴り響く。そして、12月15日の「Nuclear Free Now さようなら原発世界大集会」にあわせて、「脱原発世界大行進2」への大結集が呼びかけられた。ここに集まった労働者人民の声と行動こそが、原発をゼロにまで追い込んだ力だ。12月15日、100万人の大行動を!(全学連・JK)

「福島閣僚会議」抗議アクション  私たちを抜きに、福島のことを決めるな!
 12月14日(金)午後1時30分 福島県庁申し入れ&スピーチ/
 2時 かんしょ踊り/3時  オープニングデモ行進(福島市)
 12月15日(土) 郡山市・ビッグパレットふくしま(閣僚会議会場)包囲行動
  午前7時集合、午後2時解散
  歌、ダイイン、リレートーク、かんしょ踊り、ヴィジー(無言の監視)等
  午後6時 交流会(会場は郡山駅前・ビッグアイ)
 12月16日(日)午後6時から 交流会 (会場はビッグアイ) 呼びかけ 原発いらない福島の女たち


広島で「内部被曝を考える」
大瀧教授(
広大原医研)講演会を開催

 12月1日、NAZENヒロシマは、広島大学原爆放射線医科学研究所教授の大瀧慈(おおたき・めぐ)さんを講師にお招きし、「内部被曝を考える」講演会を開催しました。約50人が会場を埋め、活発な質疑応答が行われました。

 これまで原爆による死亡やがんなどの原因は、原爆炸裂直後の強烈な初期放射線(主に外部被曝)によるものがほとんどで、残留放射線による間接被曝や「黒い雨」など放射性降下物・「死の灰」による低線量内部被曝による健康影響は「無視できるほど小さい」とされてきました。そしてこの低線量内部被曝の徹底的な隠ぺいの上に、戦後の帝国主義とスターリン主義の核政策、原発政策の強行があり、現在の福島見殺しの政策があります。

 今回の大瀧教授の講演は、誰も否定できない客観的データ、事実をもってヒロシマの内部被曝の真実を暴き出し、原発即時廃炉へ闘うNAZEN運動に、確固とした理論的裏付けを与えるものとなりました。

 大瀧教授は、原爆の初期放射線を浴びた量とがん発生の因果関係について統計学の立場から研究を続けてきました。そこから明らかになった事実は、「初期線量は、爆心からの距離の増大とともに急激に減少するが、直接被爆者のがん死亡危険度は、爆心からの距離が大きくなってもほとんど低下していない」「屋内被爆の方が屋外被爆に比べて、必ずしもがん死亡の危険度が低くなっていない」「爆心の西方(黒い雨降雨地域)の方が、東方よりがん死亡危険度が高い」ということでした。

 つまり「初期放射線」だけでは、被爆者のがん死亡リスクの増加を説明できず、「黒い雨」などの残留放射線による内部被曝が大きく影響している可能性がある、ということです。また被爆したときの年齢とその後数十年にわたるがん死亡危険度の関係も明らかにされ、子どもを内部被曝から守る闘いが、いかに死活的課題であるかリアルにつかむことができました。

 3・11を経て、内部被曝を告発し続けてきた「黒い雨」被爆者の闘いがあらためてクローズアップされる中、放影研(旧ABCC)が保管する1万3000人分の「黒い雨」聞き取り調査の存在が明らかになりました。米日帝国主義が意図的にこの調査結果を隠ぺいしてきたのです。今年、広島市・県は「黒い雨」指定地域を6倍に拡大し、救済の範囲を拡大するよう求める報告書を政府に提出しましたが、厚労省の検討委員会は一切まともな調査もせずに却下しました。しかし被爆者は「福島の人たちのためにも」とさらに怒りを燃やして闘っています。

 この「黒い雨」被爆者の闘いや大瀧教授らの研究によって、ヒロシマ・ナガサキの低線量内部被曝の実態が暴かれるならば、被爆者のがんなどの発症は、初期放射線量で決まるとし、そこから被曝の許容限度を導き出してきたICRP基準は根本から崩壊します。御用学者=山下・神谷らの「100ミリシーベルト以下安全」説、あるいは「年間20ミリシーベルト」基準は、被爆者抹殺政策の上に成り立つ核政策を維持するためにでっち上げられた恣意的な数値でしかないのです。まさに内部被曝の真実を暴く闘いこそ、米日帝国主義の核=原発政策を根本から打ち砕く闘いです。

 講演と質疑応答の後、高陽第一診療所理事の森三郎さんから、ふくしま共同診療所開設の報告とさらなる支援の呼びかけが行われました。最後にNAZENヒロシマからの提起を広大の学生が行い、「原発をなくすのはウソつき議員らの選挙ではなく、私たち自身の行動だ。反原発100万人デモをつくりだす先頭にNAZENが立とう。被曝労働阻止・非正規職撤廃を闘う労働組合を再生しよう。学生は御用学者と闘う学生自治会をつくろう。福島の怒りとつながって、広島からもっと声を上げていこう」と訴えました。

 NAZENヒロシマは、福島とともに反原発闘争の最先頭で闘います!(広島大学・KM)

 だ  ん   け  つ  2012年12月1日
880
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

在沖米軍実弾演習抗議し、
北富士演習場ゲート前行動立つ
 山梨合同労働組合と、とめよう戦争への道!百万人署名運動山梨連絡会、同郡内地区連絡会は、11月10日午前10時、北富士演習場ゲート前でこの日より21日まで行われる在沖米軍の長距離実弾演習に抗議し、その中止を求める行動を展開した。演習には海兵隊200人が参加し、155ミリ榴弾砲などの実弾演習が行われる。

 ゲート前に横断幕を掲げ、シュプレヒコールを上げた後、対応に出てきた姫野北富士演習場管理室長に対して、森本敏防衛大臣宛に3者による申し入れを行った。

 米オバマ政権は太平洋重視政策を打ち出し、中国との経済的、軍事的対峙・対決を強めている。中国を空と海から攻撃する「エア・シーバトル」構想をもって、中国侵略戦争を構えようとしている。自衛隊もこれに呼応し、沖縄、南西諸島重視の方針を策定し推し進めている。沖縄県民の激しい怒りを踏みにじって行われているオスプレイ配備・飛行訓練、そして名護・辺野古への新基地建設はこの一環だ。

 今回の実弾演習と時を同じくして、11月5日から16日まで、沖縄近海などで自衛隊3万7千人、在沖米軍1万人が参加する日米共同演習が行われている。敵に奪われた島を取り戻すという想定の「島嶼奪還演習」の実施は沖縄県民の猛反対の前に中止となっているが、これは中国を敵視した日米共同の戦争訓練にほかならない。今回の北富士での演習はこれと一体の侵略戦争訓練だ。断じて許すことなどできない。

 今回の実弾演習は、「沖縄の負担軽減」を名目に、沖縄の県道104号越え実弾射撃訓練の移転演習として強行された。しかし辺野古への新基地建設、オスプレイ配備、度重なる米軍犯罪など、沖縄県民への負担は増すばかりだ。米軍の沖縄からの撤退以外に解決の道はない。

 私たちは9月の10万人決起に見られる沖縄の怒りと連帯し闘う。基地労働者を先頭とする安保粉砕・基地撤去の闘いが勝利の道だ。オスプレイは沖縄への配備とともに岩国、キャンプ富士、厚木への配備・訓練が行われようとしている。キャンプ富士への配備に反対する。

 また「地元民に入会地を返せ」と農民として生きんがために実弾演習の前に体をさらし、「富士を撃つな」「富士を平和の山に」「富士を朝鮮につなぐな」と闘い続けてきた北富士農民(北富士忍草母の会)の闘いを引き継ぎ闘う。北富士演習場の中央部分は梨ヶ原という北富士農民の入会地だ。北富士演習場を撤去し、地元農民に返すことを強く求める。

 野田政権は「尖閣諸島」の国有化を宣言し、排外主義をあおって改憲と戦争への道をおしすすめ、それと競い合うように安倍、橋下、石原が登場してきている。新自由主義は労働者人民をボロ雑巾のごとく切り捨て、非正規職を蔓延させている。こうした政治の延長は1%の資本家どものために労働者を鉄砲玉とする戦争への動員だ。新自由主義と対決する労働運動の再生こそが戦争を止める力だ。外注化阻止・非正規職撤廃の闘いを推進し、野田政権の改憲・戦争、原発推進を打ち砕こう。(山梨・M)

No.

JR東日本-年末手当での低額回答弾劾!

 新人事・賃金制度による賃下げと業務外注化による大幅人件費削減等、徹底的なコスト削減ー営利優先、安全無視のJR東日本を絶対に許すな!
 JR東日本は、11月28日、2012年年末手当に関する回答を行ってきた。

 回答の内容は、
◎基準内賃金の2・96ヶ月分
◎支払い日は、12月11日以降準備でき次第
というものだ。

JR東日本の回答
11月28日

1.基準額
  基準内賃金の2・96ヶ月分。

2.支払日
  2012年12月11日(火)
以降、準備でき次第。

  組合要求に基づく期末手当を支払え!
われわれは、この低額回答を絶対に許すことはできない。

 この間、動労総連合は、「3・7ヶ月分の支払い」を求めてJR東日本との団体交渉を行ってきた。団交の中でJR東日本は、世界経済全体が悪化していること、国内需要の悪化によりGDPがマイナスになるなど景気が後退局面に入っていること等々の理由を重ねて年末手当の抑制ー減額を狙っていた。

 しかし、今年度上半期の収益が03年度以降最高益を上げ、年間の収益も上方修正する状況だったのだ。
 しかも、JR東日本は、今年4月に新人事・賃金制度を導入したが、これによってJRで働く労働者の賃金は賃下げになっている。

 さらに、10月1日から検修/構内業務の外注化が強行されたことにより、人件費が大幅に削減されることも明らかだ。

 こうしたことなどを考えあわせれば、今回の年末手当の回答は、実質的には減額になっているということだ。

 動労総連合は、回答に当たり、低額回答を徹底的に弾劾するとともに、組合要求に基づく再回答を求めたところである。

 JR東日本は組合要求に基づき再回答しろ!外注化ー強制出向粉砕!
 反合運転保安確立で闘いぬこう!

  1047名解雇撤回=原職復帰! 控訴審での勝利判決獲得へ!

6月29日、東京地裁民事11部・白石裁判長は、動労千葉鉄建公団訴訟に対して、「国鉄分割・民営化に反対する組合員を不当に差別する目的で名簿不記載基準が策定され、採用候補者名簿に載せなかったのは不法行為」「名簿不記載基準が策定されなければ、動労千葉12名は、採用候補者名簿に記載され、その結果、JR東日本に採用されていたといいうる」として、国鉄=鉄道運輸機構の不当労働行為を認定する判決を言い渡してきた。「名簿不記載」を不当労働行為だと認定した以上、原状回復=解雇撤回・JR復帰以外の結論はありえない。

 東京高裁における控訴審では、「名簿不記載」を不当労働行為だと認定させ、原状回復措置として解雇撤回・JR復帰の判決を出させる闘いとして裁判闘争を闘いぬかなければならない。

 1047名解雇撤回闘争をめぐっては、「4・9政治解決」により国労本部など4者4団体が闘いの旗を降ろすろすという状況の中、動労千葉が現場からの闘いでかちとった6・29判決は「一旦全員解雇―選別再雇用」という国鉄型の首切り攻撃をもたらした国鉄改革法体制を打ち破る大きな展望を示している。

 1047名解雇撤回! 分割・民営化体制粉砕に向けて、控訴審闘争に総決起しよう!

動労千葉鉄建公団訴訟 控訴審第1回公判について
 日 時  2012年12月17日(月)11時から
 場 所  東京高等裁判所 824号法廷
 内 容  動労千葉鉄建公団訴訟控訴審  第1回口頭弁論
 指定列車  千葉駅4番線
       9時18分始発快速列車最後部乗車
※1047名解雇撤回に向けて、各支部とも全力で結集しよう!

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう


 だ  ん   け  つ  2012年11月29日  
879
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

11・26官邸前、これからも原発反対の活動を続ける!の叫び
  11月23日夕方、首相官邸・国会前、文科省前などに多くの労働者人民が集まり闘いぬいた。

 「大飯を止めろ!」「大間つくるな!」「子どもを守れ!」。熱い怒りのシュプレヒコールが途切れることなく、ドラムや太鼓のリズムに乗って夜空にこだました。

 官邸前で、スピーチが始まった。島根県から来た女性は「島根3号機を稼働させることは認めない。島根原発の近くには活断層がある。事故があったらどうするのだ。私たちは避難先に広島や岡山が指定されている。46万人の住民に逃げろと言う。原発こそ出て行け!」と腹の底から怒りを表明した。

 目黒区から来た女性は「この1年半、原発反対の活動をしてきました。母親の怒りを聞け! 叫びを聞け! 原発はいらない。本当にいらない。子どもを守れ。私たちはあきらめない。これからも原発反対の活動を続けていく」と不屈に闘いを続けると宣言した。北海道から来た女性は「北海道は雪が降って寒いが、毎週金曜日夜、若い人が中心になって頑張っている」と報告し、「私はチェルノブイリの子どもたちの保養活動をやってきた。それが今、福島原発事故で役に立つとは思わなかった。保養に来た子どもたちが『原発いらない、子どもの命を守って』と言って帰って行った。私たちは“原発いらない、子どもの命を守れ”のふたつを突きつけられている」と端的に語った。

 国会正門前でも多くの人が発言した。茨城県から来た女性が、小学校6年生の娘さんと登壇。「茨城県は東海村に原発があります。県庁の隣にある日本原電茨城総合事務所の前で、毎週金曜日午後6時から7時半まで抗議行動をしています」と紹介し、「原発は再稼働でなく廃炉にしろ!」とひときわ大きな声を張り上げた。

 進学のため今年、福島県郡山市から上京した19歳の女性は「初めて国会前の行動に参加しました。事故当時は高校に通っていました。爆発したときも自転車で学校に行った。私の家族や友人が今も放射能の危険にさらされています。それが悲しいです。福島に帰ると、子どもは線量計を付けて学校に通っています。原発は無くすべきです」と思いを語った。

 文科省前と、続いて財務省前ではふくしま集団疎開裁判の会の人たちが抗議と宣伝行動を行い、弁護団長の柳原敏夫弁護士や光前幸一弁護士などがマイクを握って訴えを行った。光前さんは「ウクライナではさまざまな健康被害が発生している。とくに注意しなければならないのは、チェルノブイリ原発事故後に生まれた子供で、今の郡山市よりもずっと放射線量が低いところで暮らしている子どもたちの約8割に内部被爆が原因で健康被害が発生していること。それを考えたら子どもを郡山市で暮らさせるのは犯罪行為。子どもたちは即、逃がすべき。裁判の支援をお願いします」と呼びかけた。

 集会ではまた、11月26日に仙台高裁で行われる「疎開裁判」の審尋(審理)にあわせて「11・26仙台アクション」を行うと報告し、参加を訴えた。(H)

「仲間を返せ!」警察署デモ包囲
日系・矢崎総業
ストライキ続く
 リストラと全面非正規化に反対して11月16日から始まった中国・広東省汕頭市汕頭経済特区にある日系・矢崎総業の自動車部品工場での1万3000人のストライキは、依然として続いている。11月22日、吉田という日本人をはじめとする経営者側が3人の労働者を殴打した事件がきっかけになって工場は全面的なストライキに突入したが、24日、地元の警察は2人の労働者を不当にも逮捕し、警察に勾留し、そして企業側に有利な自供を2人に強制する事態が起きた。これに怒った矢崎総業の労働者たちは、ただちに街頭デモに立った。そして警察署をデモで包囲し、仲間を直ちに釈放するように要求した。
 
 すでにストライキは10日を超えているが、企業側の暴行や警察の弾圧と次々と襲いかる攻撃に対して、矢崎総業の労働者は女性労働者を先頭にして不屈に闘い、弾圧にも反撃で応え、そして闘いを拡大しているのである。


「仲間を返せ!」と警察を取り巻き抗議する矢崎総業の労働者
 矢崎総業は多くの労働者を臨時工で雇い、労働者に対して低賃金と一切の社会福利を与えない状況を強いてきた。長年勤務した労働者は次々と解雇し、新人を雇うことで賃金を下げるという手法を採ってきた。8年前には「朝礼」を導入し、仕事15分前の出勤を強いたが、この規定のない日本式のやり方に対して中国人労働者は強い怒りを感じていた。あまりに現実がひどかったため、一時この労働者の待遇や福利が改善されたが、09年になって会社は一方的に労働協約を変更し、会社都合で労働者の職場配置や待遇を自由に変えることができるようにするという暴挙に出てきた。

 このような悪行は、中国での日系企業がしばしば行っているやり方である。この10年間にわたる労働者のつもり積もった怒りが、このストライキの背景にあるのだ。そして今、欧州危機や日本とのあつれきが強まり、中国での日系自動車産業が行き詰まる中で、矢崎総業も深刻な経営危機に直面している。この汕頭経済特区工場の移転の話も出て、労働者に対し全面的な非正規雇用化と一時帰休の攻撃がかけられてきたのである。こうしてついに今回の大ストライキが爆発した。矢崎総業の労働者は、中国スターリン主義の警察権力の弾圧や御用組合=総工会とも対決しながら、この日帝資本との闘いを不撓不屈に貫いている。

 中国共産党第18回全国代表大会の後、中国各地で大小の労働者のストライキが次々と起きている。20日から21日にかけて、浙江省温州市蒼南県で、変電所建設に抗議して1000人以上の住民が警官隊と激突し、200人が負傷し、警察車両2台が破壊される事件があった。また20日には鄧小平の故郷である四川省広安市隣水県で、バイクを取り調べた警察官の対応への怒りから1万人の暴動が爆発した。まさに中国は、中国経済の崩壊と共に大動乱状況に入りつつある。

 非正規雇用や派遣労働との闘いは、中国の労働者にとっても最大の問題となっている。「非正規雇用職撤廃」「外注化阻止」の闘いを貫いて、決起する中国の労働者との団結をかちとっていこう!(K)
抗議デモに立つ矢崎総業の労働者

 だ  ん   け  つ  2012年11月27日
878
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378
サンヨン自動車支部労働者3名が高空籠城闘争に突入
   
送電塔に上がったサンヨン自動車の解雇労働者と、その下で警官隊と対峙する組合員(11月20日ピョンタク)
 11月20日未明、サンヨン(双龍)自動車の解雇労働者がサンヨン自動車ピョンテク(平沢)工場前の送電塔に上がった。2年の服役を終えて8月に出所したばかりのハンサンギュン前支部長と、ムンギジュ整備支会長、ポクキソン非正規職支会主席副支会長の3人が、15万ボルトの電流が流れる30メートルの上空での籠城闘争に突入した。前日の19日にはキムジョンウ支部長が41日目でハンストを中断し、病院に運ばれている。国会の聴聞会で整理解雇の不当性がすでに明らかになっているにもかかわらず、50才を超えた労働者が40日以上断食し命の危険に直面しても、解決の兆しを会社側も政府も示さない。この現実への怒りに燃え、真相究明と責任者処罰、死んでいった仲間たちへの最低限の補償、解雇者の即時復職を要求して新たな闘いに入ったのだ。

 送電塔に上がった3人は朝7時に「解雇者復職」と書いた垂れ幕を掲げた。ムンギジュ整備支会長は電話で「とても寒い」「安定した踏み台もない」と伝えたが、送電塔の下では組合員による水・食料の搬入を警察が阻止した。

 ムンギジュ支会長は「解雇されて3年半を路上で野宿して闘ったし、23人も死んだ。ここが野宿とどれほど違うのか。犠牲になった仲間よりどれほど危険なのか」「解決の糸口が見えれば降りる」と話した。ハンサンギュン前支部長は「みな、死線を行き来している。これ以外に選択の余地がなかった」と語った。3人は鉄塔の上で自分たちの立場を発表し、次のように訴えた。

 「現代版身分制である非正規職はなくさなければなりません。国家権力を手に入れた、一握りにもならない資本家による搾取の方策として工夫された非正規職と、整理解雇による苦痛は、今この瞬間にもわれわれ労働者に加えられている過酷な刑罰そのものです」「華麗な公約で労働者・庶民の票を求めるが、結局は国家競争力のために労働者を解雇と非正規職に追いやる政治屋どもに、私たちの命は任せられない」「すべての労働者が固く団結して闘い、また闘い、この奴隷のような生活のくびきを断ち切ろう!」「2009年のサンヨン車労働者の77日間闘争は正義でした。この闘いは終わっていません。野蛮と貪欲の資本家に抵抗する全国の労働者の巨大な闘争を一緒に作りましょう!」

 この闘いに、現代自動車ウルサン(蔚山)工場駐車場の送電塔に上がり座り込みを続けている現代自動車非正規職支会の2人の労働者が連帯の手紙を送った。

 「昨日、知らせを聞いてとても残念でした。まるで1カ月前の私たちの姿をそのまま見るようで。キムジョンウ支部長は労働者23人が目の前で死んでいくのを見て『これ以上の犠牲はだめだ。国政監査を実施しろ』という素朴な要求で41日のハンストを行い病院に運ばれました。命を担保にした労働者の闘争がなければ世の中の関心を引きません。私たちもここに上がって、私たちが正当に闘っていると表現したかったのです」「われわれはこれ以上退かないといって鉄塔に上がりました。そしてピョンテクとウルサンをつなぐ闘争の戦線になりました。今、私たちが味わう寒さと苦痛は、今後、私たちが勝ち取る勝利の日の喜びとなって戻ってくるようにしましょう。
  韓進重工業の希望バスで始まった全国の連帯がサンヨン車と現代車につながって、最後は資本と政府を降伏させて、即刻問題解決できるようにする私たちの役割が必要です」「厳しい寒さが来ても、連帯する仲間を信じ、今も闘う仲間たちを信じています。資本が私たちの闘争をさらに苦しめれば、われわれはその何倍もの力で希望を作り、かならず勝利します。仲間たち、がんばろう! そして労働悪法、整理解雇、非正規職を撤廃しよう!」

 このサンヨン車労働者の高空籠城突入に先立って、ウルサンで、第3次現代車包囲闘争が17日に闘われた。金属労組や各地から参加した労働者たちは駅前集会からデモ行進し、2000人が送電塔の下で集会を行い、翌日の午前1時まで文化祭や各種行事を行い連帯行動をやりぬいた。追いつめられた現代車資本は22日、送電塔の上で闘うチェビョンスン組合員に対し、大法院判決に従い正規雇用すると通告してきた。だが判決はチェビョンスン組合員ただ一人に対するもので、社内下請労働者全員の正規職への転換を求めたものではないとなおも強弁している。このふざけたやり方を誰も受け入れず、寒風の中、現代車とサンヨン車の労働者の籠城闘争は続けられている。

 韓国大統領選を12月中旬に控えて、韓国の労働者たちはこうした闘いでその回答をしたのだ。画期的な2012年の日韓連帯事業をさらに実践し、新自由主義粉砕、非正規職撤廃-整理解雇粉砕の闘いへ決起していくことだ。(MK) 
現代車包囲闘争に結集し鉄塔下で集会を開く労働者
12・1鈴コン集会へ!
 
▼12月1日(土)18:00開場 18:30開会
▼豊島区民センター(池袋駅東口徒歩5分・公会堂となり)
・鈴コン闘争勝利へ!解雇撤回・非正規職撤廃 解雇1カ年決起集会
・よびかけ:鈴木コンクリート工業分会闘争支援・連帯共闘会議

命と未来は私たちのものだ!福島とつながり、すべての原発を廃炉に!
12・1
反原発・反失業 吉祥寺デモ&学習会
12月1日(土) 13時、武蔵野公会堂集合。13時半デモスタート吉祥寺駅南口徒歩4分。

15時~学習会「IAEA国際会議反対に向けて」
講師:織田陽介さん(NAZEN事務局長)(予定)
会場:御殿山コミュニティセンター主催:NAZEN吉祥寺

 だ  ん   け  つ  2012年11月24日  
877
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

連合打倒、闘う労働組合再生こそ
野田・安倍・石原・橋下を倒す力だ
総選挙と都知事選に際し訴える
 野田は11月16日に衆議院を解散し、12月16日を投票日とする総選挙へと突入した。この総選挙は、石原の辞任による東京都知事選との同日選挙として行われる。野田政権の崩壊も、石原が都知事の座を放り出し極右勢力の結集に走ったのも、日本帝国主義の政治支配が絶望的な危機に直面している現れだ。このことは、労働者階級が総決起して新自由主義攻撃を根底から打ち破る、巨大な闘いの時代がついに来たことを示すものだ。今こそ連合打倒、闘う労働組合の復権に一切をかけて決起し、その力で野田・安倍・石原・橋下らのすべてを打ち倒そう。

●野田政権崩壊は戦後体制瓦解の始まり
 野田政権の崩壊は、大恐慌と昨年3・11以来の日帝の体制的危機、政治支配の危機が最後の一線を越えて激化し始めたことを示している。

 第2次大戦後のブルジョア議会制度を始めとした労働者人民への階級支配の体制が、根底からボロボロになって崩壊し、腐臭を放っている。他方で、わずか1%の支配階級が99%の人民の命と生活を根こそぎ犠牲にして生き延びようとすることに、労働者や農民、全人民の「もう我慢できない」という根源的な怒りが噴き出している。

 そもそも09年の民主党政権の登場は、歴代の自民党政権による新自由主義攻撃に対する労働者人民の怒りの爆発が、自民党支配を打ち倒した結果だった。だが新たに政権の座についた民主党は、連合の労働貴族を手先に使って労働者階級の怒りを抑え込むことに全力を挙げた。さらに3・11大震災と原発大事故を受けて日帝資本の救済にすべてをかけ、福島の怒りの圧殺と原発再稼働、「復興特区」「医療特区」をもテコとした民営化・外注化・非正規職化と消費増税の攻撃に突進した。同時に改憲・戦争、領土略奪の道に突き進んだ。

 だがこの攻撃は膨大な労働者階級人民の総反乱を生み出した。それを決定的に解き放ったのが、動労千葉・動労水戸などの国鉄労働者を先頭とする外注化阻止・非正規職撤廃闘争への決起であり、被曝労働拒否のストライキ闘争であった。この職場生産点からの反撃が、新自由主義攻撃をその核心部から打ち破る道を切り開いた。そして福島の怒りと結びつき、毎週の首相官邸前占拠・全国100万人決起へと発展した反原発闘争の大高揚が、日帝・野田政権を崖っぷちに追いつめた。
まさに10・1外注化阻止決戦の爆発―11・4労働者集会への大結集―11・11霞が関占拠闘争に体現される闘いこそが、野田政権に最後の一撃を加え、その崩壊=打倒を実現したのである。

●労働組合破壊と改憲に突進する極右勢力
 今や日帝支配階級は、諸政党の乱立と離合集散にみるように、危機を深めながら権力をめぐる醜い分裂・抗争を果てしなく激化させている。しかし彼らは次の点では完全に一致している。つまり野田政権の崩壊が日帝支配の全面崩壊、労働者階級による革命へと発展するのをなんとしても阻止するということと、労組破壊・改憲だ。

 大恐慌が果てしなく深まり、世界経済の収縮と国際争闘戦の激化が進む中、日帝ブルジョアジーにとっては一切の矛盾を労働者階級人民に押しつけ、とことん犠牲にして進む以外に出口はない。すなわち、新自由主義攻撃の絶望的凶暴化だ。だからこそ彼らは、この選挙過程で労組破壊と民営化・外注化・非正規職化、原発再稼働とTPP(環太平洋経済連携協定)、さらにむきだしの改憲・戦争攻撃に一気に踏み込んでいる。この点では民主党も自民党も、「第三極」を名乗る石原・橋下らもすべて同じだ。これ自身が資本家階級の側から仕掛けられたすさまじい階級戦争だ。

 事実、橋下と野合して「日本維新の会」の代表に就任した石原は、「核兵器に関するシュミレーションくらいやった方がいい」「核を持たない国の発言力は弱い」と、核武装を公然と提言した。これが原発再稼働にしがみつく連中の本音だ!

 また自民党の安倍は、「国防軍の明記」など改憲を前面に打ち出すとともに、「日本銀行は無制限にお札を刷り、国債を全部買い取れ」などと言い出した。大資本のもとに国家財政を無制限に注ぎこみ、借金のツケはすべて人民に回す。日帝が戦前、巨額の戦費調達のために行ったことを再びやるということだ。

 労働者人民の命と全生活と未来をかけて、野田・安倍・石原・橋下ら全員をぶっとばそう。

●デモとストへ労働者の決起が原発止める
 そのために必要なのはもはや議会や選挙に希望を託すことではない。反原発闘争は、国会に対する一片の幻想も奪い去った。ブルジョア議会制度自体がすでに完全に破産し尽くしているではないか。起きていることは戦後体制、戦後的な階級支配の最終的な崩壊だ。一切は、資本家階級と労働者階級との非和解的なむきだしの激突によって決まることをはっきりさせよう。

 11・4労働者集会で宣言した階級的労働運動と労働組合の再生こそが、新自由主義攻撃を打ち破るとともに、資本の支配の根底的転覆を実現していく唯一の道である。今こそ、最大の戦場である職場で徹底的に闘おう。外注化阻止決戦の第2ラウンドに突入し、国鉄・4大産別を軸に非正規職労働者・青年労働者の大反乱をつくりだそう。街頭にうって出よう。

 福島の怒りと結合した巨万のデモこそ、原発再稼働を実際に阻止し、廃炉への道を切り開く。さらに、沖縄の怒りと一体化し、改憲阻止を真正面に掲げて闘おう。

 何よりも、連合の支配を今ここでこそ打ち倒し、階級的労働運動の手に職場支配権を奪還して、労働組合を再生することが決定的だ。
 大恐慌と大失業・戦争はこれからいよいよ本格化する。プロレタリア革命以外に、労働者階級人民の生きる道はない。

 すでに全世界で、ゼネストや街頭占拠の闘いが激しく展開されている。国鉄決戦と反原発闘争を大爆発させ、世界革命への闘いの先頭に日本の労働者階級が躍り出よう。

 『前進』を最大の武器に、党と労働組合の一体的建設をかちとろう。

 だ  ん   け  つ  2012年11月22日
876
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

習近平新体制を直撃! 
赴任地で1万人の暴動
  
 新中国共産党総書記となった習近平が1988~90年にかけて党委員書記を務めた福建省寧徳市の福安で、11月17日に1万人の大暴動が勃発し、15日に成立したばかりの習近平体制に大打撃を与えている。

 17日の19時50分頃、警察に追いかけられた無免許運転の車が、バイク3台・乗用車1台との衝突事故を起こし、5人が負傷する事態となった。事故が起きた福安韓陽十景ホテルのあたりは繁華街で、たちまち人が集まってきたが、警察の事件への対応に対する怒りが爆発し、1万人の大暴動になった。

 大暴動になった直接の原因は、救急車が来るのに1時間もかかって負傷者を放置したことへの怒りからとか、また事故を起こした車が警察からわいろで買い取った偽のナンバープレートをつけているのではと人々が疑ったからとか、あるいは事故を起こした運転手に対して5万元のわいろで警察が「善処」しようとしたことに対する怒りからとか、いくつかのことが言われている。

 だがはっきりしていることは、警察をはじめとするスターリン主義体制の支配と腐敗への日常的な労働者民衆の積りに積もった怒りが、この交通事故に対する警察の対応をきっかけにして大爆発したということである。ネットの中では、「(この事件で)多くの人々の政府への信認がすでに失われてしまったかもしれない」などと書き込まれ、現政権への不信と怒りを象徴する大事件となったのである。

 警察と労働者民衆は激しく激突し、10台の警察車両が破壊され、20人以上が負傷し、約100人が逮捕された。警察は暴力的に暴動を鎮圧し、現在も3000人の警察が現場周辺に配備されているという。

 中国スターリン主義は、この寧徳市が習近平総書記の元赴任地であることから、この事件を重視し、徹底的に抑え込もうとしている。中国共産党第18回大会は労働者の全国的なストライキの爆発の中で、労働者の怒りに包まれながら開催されたが、発足したばかりの習近平体制は発足後わずか2日で、かつての赴任地、足もとから暴動が爆発し、早くもその反動性と体制的な危機を示しているのである。

 本格化するバブル経済の崩壊、中国経済の破局は、こうした労働者の決起をますます促進する。習近平体制は、末期的な中国スターリン主義の政権であり、労働者階級の闘いによって打倒されるべき政権そのものである。この中国の労働者の闘いとの団結をかけて、「外注化・非正規職化―大量解雇」の攻撃と対決し、激動する日本階級闘争の階級的激突に勝利していこう!(K)

ヨーロッパ23カ国で歴史的な
一斉
ゼネスト・デモが闘われる!
 11月14日、ヨーロッパ労働組合連盟(ETUC)の呼びかけで、スペイン、ポルトガル、イタリア、ベルギー、ギリシアなど23カ国・40の労組ナショナルセンターが参加する画歴史的な大ゼネストとデモが闘われた。

 EUと各国政府による緊縮プラン・首切りと増税の攻撃に反対する全ヨーロッパ規模の闘いであり、1000万人を超える労働者が怒りの声をあげた。
 スペインやポルトガルでは、労働者階級はデモの鎮圧に動員された警官隊と街頭で激しく激突した。イタリアでは、学生が失業者とともに反政府デモの先頭に立った。

 24時間ストに突入したスペインでは、2大労組の労働者委員会(CCOO)と労働総同盟(UGT)の呼びかけで、自動車、エネルギー、造船、建設部門のほとんどの労働者がストに決起した。民営化が予定されている学校、病院でも、ほとんどの労働者がストに突入。2大労組の発表によれば、900万人がゼネストに参加した。マドリッドでは35万人、バルセロナでは100万人以上がデモに立ち上がった。マドリッド、バルセロナ、バレンシアでは機動隊と激突した。

 最大労組の労働総同盟(CGTP)の呼びかけで、この8カ月の間に2度目の24時間ゼネストに突入したポルトガルでは、通勤列車やリスボンの地下鉄も停止した。空の便も200便(いつもの半分の便)が運行を停止。清掃労働者や、病院労働者もストに突入した。デモは全国40の都市で行われ、リスボンでは機動隊とデモ隊が衝突した。

 イタリアでは、ナショナルセンターのひとつが4時間ストを呼びかけ、鉄道などの輸送機関がストップした。ローマをはじめいくつかの都市で数万人の学生と労働者が機動隊と激突。各地で大規模デモが行われた。ベルギーでは24時間の鉄道ストが行われた。ブリュッセル、ロンドン、パリを結ぶ高速鉄道網もストで大混乱に陥った。フランスでは、労働総同盟(CGT)など5つのナショナルセンターの呼びかけで、100ヵ所以上でデモが行われた。

 このゼネストは、ヨーロッパの労働者の新自由主義に対する激しい怒りが極限に達していることを示した。大恐慌が深まる中、今や全世界で、労働者階級の闘いは新たな段階に突入した。(T)


 だ  ん   け  つ  2012年11月21日  
875
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

11・11大間現地で、原発建設
工事即時中止求め
集会・デモ
 11・11反原発首都大占拠闘争に連帯し、青森で、「建設工事の即時中止を!11・11大間原発反対現地集会」を大間原発反対現地集会実行委員会が開催した。10月1日、電源開発は、3・11以降休止していた大間原発の建設工事を強行した。反原発を求める多くの声を無視し、とりわけ福島県民の気持ちを踏みにじる行為だ。

 集会は、大間原発敷地に隣接する一坪共有地で行われた。函館からも集まり、410人が会場をあふれさせた。

 原子力資料情報室の澤井正子さんが、「原発の立地審査指針には、人間が住んでいない所、周りは低人口、過疎地である所、人口密集地から離すとあるが、大間はこれすら守っていない。放射能を難しく考える必要はない。福島原発事故を受けて簡単に答えは出るはず。もう二度と帰れない場所ができてしまった。日本の行く先を変えるため、沖縄のようにもっと反対の声を大きくしていきましょう。」と訴えた。大間原発に反対して闘いつづけてきた大間町民の方は、「大間は魚の種類も多い。大間原発が稼動したら、壊滅するのでは。現地から声を上げられる人は少ない。たくさん集まり、これからも支援いただきたい」と呼びかけた。大間原発に反対する地主の会からは「大間町長は、反対する人はいないというけど、半分くらいは反対。3・11福島原発事故から変わってきている。みんな言えないでいるけど、言ってくれるあんた、がんばってと言われた。声を出せる人が出していこう。力に変えていこう」と訴えがあった。主催者からは、「6年前から反対集会を行ってきた。前回30年ぶりのデモをやって本当によかった」と、継続した取り組みの重要性が訴えられ、これからもともに闘うことを全参加者で確認した。

 NAZENの仲間はデモの運営も担って闘った。380人が、思い思いのプラカードや旗を持ち、町中に声を響かせた。「大間原発絶対反対! 子どもを守ろう! 大人が守ろう! 建設工事を今すぐ中止しろ! 大間のフルMOX発電は危険だ! 福島を返せ!」。町中が注目していた。家の中から手を振ってくれる人もいた。

 本州最北端の大間町(人口6000人)は自然が豊かで、大間のマグロが有名だ。大間から下北半島をむつ市方面へ南下する道路は海岸沿いの道1本であるため、事故が起こった場合、避難するのは120%困難です。大間原発建屋から1キロほどに住む方が、「建設されてもしょうがないという思いがありつつも、未来に、子どもに残すことには内心不安」と複雑な胸のうちを話してくれました。国策に翻弄されるあり方には、我慢なりません。9日に、大間原発の建設を強行した電源開発本社(東京)に申し入れを行ったが、拒否されたとのこと。絶対に許せない。「大間原発建設を止める!」――この言葉をこの間ずっと叫んできたが、言葉だけで終わらせたくない。絶対に、絶対に実現したい。そう思った。ともにがんばりましょう!(J) 

「行動の継続が大事!」
11・16官邸前に熱い結集
 11・11の20万人による霞が関占拠の感動がさめやらぬ中、11月16日、首相官邸・国会前、文科省前などに多くの労働者人民が結集し、「原発やめろ!」「子どもを守れ!」と闘いぬいた。

 官邸前には集会開始の6時前からたくさんの人が集まった。ほぼ毎週参加しているという女性は「11日はものすごく感動した。参加者が引きも切らず集まってきた。雨が降り出してもどんどん増えてきて国会や首相官邸前に向かって歩いて行った」と満面の笑みを浮かべ、「官邸前行動もすごく大事。ここに来たらみんなに会える。毎回いろんな人と話すが、いつも『初めて来た』という人がいる。全国にも金曜行動が拡大している」と語った。

 東京・江東区から来た50代の女性は、「自民党は『政権奪回』とか言っているが、中曽根や自民党の奴らが54基もの原発を作ってしまった。自民党も民主党も同罪だ。原発を無くすまで頑張る。寒さ対策もばっちり」とガッツポーズ。中年の男性は「この寒いのにこれだけの人が官邸前に集まってくるのはすごい」と熱い一言。

 午後6時、首相官邸に向けシュプレヒコールが始まった。「大飯を止めろ!」「もんじゅをやめろ!」「再処理やめろ!」。激しい叫びが官邸に突き刺さった。

 今回も多くの参加者がマイクを握って思いを語った。茨城県から駆けつけた男性は「茨城県は3・11で2度目の被曝をした。1度目はJCO事故です。そのとき私の子どもは何も知らないで野原で遊んでいた。2度目が3・11です。野田! 安倍! 原発はだめだ」と声を高めた。

 枝野経済産業大臣の地元・埼玉県大宮市から来た女性は、「枝野経産大臣は支持者向けには『原発ゼロをめざす』と言った。ではなぜ大飯原発を再稼働したのか! 大間原発の建設を再開したのか! ベトナムやリトアニアなどへ、原発のことを知らない地元の人をだまして原発を輸出するのか。私はこういう人は絶対に許せません!」と怒りをあらわにした。

 国会前にも多くの人が集まり、抗議集会を行った。福島県から参加した青年は「福島は原発事故で大きな被害を受けた。原発政策推進、再稼働は本当に許せない。みんなが声を挙げることが大事。福島の現状を知らないで『フクシマ』を言われると傷ついている人がいる。フクシマのことを考えて欲しい、知って欲しい、つながって欲しい。フクシマは負けません。原発はいりません」と、心から訴えを発した。

 文科省前、財務省前では、ふくしま集団疎開裁判の会の人たちの宣伝・抗議行動に今回も多くの人が参加した。集会では、11月26日に仙台高裁で行われる「疎開裁判」の審尋(審理)に伴って行われる「11・26仙台アクション」への参加が呼びかけられた。(H)


 だ  ん   け  つ  2012年11月12日
874
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

集会・デモ禁圧打ち破り、
反原発20万人占拠!

 11月11日、午後からの激しい雨をものともせず20万人の労働者人民が国会・首相官邸前、霞が関一帯を占拠し闘いぬいた。

 野田政権は安全保障=核武装のための原発推進政策を加速させている。11日の100万人大占拠行動に対して、東京都と東京地裁・東京高裁は一体となり日比谷公園の使用を禁圧した。労働者人民はこの前代未聞の弾圧を打ち破って、再稼働を阻止し全原発の廃炉まで闘いぬく固い決意をたたきつけた。

 日比谷公園や霞が関一帯には昼前から人びとが続々と集まった。午後1時、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議=な全)の800人の仲間は、日比谷公園霞門近くの弁護士会館前に集まり、1時間近くにわたって東京都と裁判所を弾劾した。

 経産省テント前や霞が関の各省庁前では、それぞれ反原発行動が取り組まれた。3時15分、霞が関を一周する、経産省などへの申し入れ・抗議行動がテント前を出発した。「原発いらない福島の女たち」のかんしょ踊りの列が先頭に立った。女性たちが身につけたそろいの黒の法被と赤いたすきが目に鮮やかだ。後ろには、のぼりや旗を林立させたNAZENなどの長蛇の列が続き、「原発やめろ! 子どもを守れ!」とコールをとどろかせた。

 隊列は経産省前―文科省前―外務省前―農水省前―国会前のコースを堂々と進んだ。経産省前や外務省前、農水省前では猛烈な抗議の声をたたきつけた。農水省前では福島県浪江町の酪農家が「餓死してミイラ化した牛の姿を目の当たりにした。この悲しみがわかるか!」と政府と農水省を激しく弾劾し、「浪江町の無念、避難民の無念を晴らさなければならない。残りの人生をかけて原発をなくす!」と全身を震わせて発言した。 
 国会正門前は、行動が始まる午後3時前から人びとで埋まった。大阪、滋賀、富山、広島、愛媛、鹿児島など原発立地・近隣府県を始め全国から集まった人びとが原発への怒りと原発廃絶の思いをアピールした。降り出した雨を熱気で吹き飛ばす発言が続いた。

 その間にも多くの人びとが途切れることなく詰めかけた。NAZENも続々駆けつけた仲間を加え、2千人に膨れあがり、国会前に合流した。

 午後5時から「国会正門前大集会」が始まった。さようなら原発1000万人アクション呼びかけ人でルポライターの鎌田慧さんは「すべての再稼働を認めない。大飯を止める」と語った。同じく呼びかけ人で作家の落合恵子さんは「原発廃炉まで頑張ろう」と呼びかけた。

 福島第一原発から8キロ、警戒区域で立ち入りを禁止された富岡町から水戸市に避難している女性は白いタイベック(防護服)に身を包んで壇上に立ち、「私が着ているタイベックは1980円です。私の息子や福島第一で収束作業をしている作業員は同じものを着ています。紙です。寒いです。すぐに破れます。こんなものを着て作業をしている原発作業員のことを考えてください。私は一時帰宅する時もこれを着ています。フクシマは終わっていない。フクシマに関心を持ってください。私たちは負けません」と力を込めた。

 首相官邸前でも午後3時から野田首相を直撃する行動が展開された。4時を過ぎても、5時を過ぎても官邸に向かう人波は続き、財務省上の交差点までびっしりと人で埋まった。「再稼働反対!」「大飯を止めろ!」「大間はやめろ!」。ドラム隊のリズムに合わせた大音量のコールが官邸を包む。合間に、被爆地・広島、再稼働が狙われる伊方など全国から駆けつけた参加者が次々とアピールを行い、注目を集めた。

 3・11から1年8カ月。原発への怒りと危機感は収まらないどころか、ますます大きく燃え上がっている。この力で再稼働阻止・全原発廃炉へ、労働組合再生を軸に闘いぬこう。(H)

 だ  ん   け  つ  2012年11月12日  
873
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

民主労総労働者大会、
3万人が都心をデモ行進
 11月11日午後2時、ソウル清渓川(チョンゲチョン)の平和市場前に労働組合の旗を押し立てて労働者が続々と結集してきた。あたり一帯が労組隊列で埋まる。チョンテイルの銅像も労働者の人波の中だ。民主労総の労働者大会が開かれるソウル駅前に向かってデモが出発した。

 先頭の横断幕に記されたスローガンは、「整理解雇撤廃! 労組破壊中断! 労働者参政権保障!」だ。金属労組の大部隊が先頭を行く。

 ウルサンでは現代自動車非正規支会の労働者が高空篭城を続けている。第20回チョンテイル労働賞を受賞した金属労組サンヨン自動車支部は、支部長が長期のハンスト中だ。さらに多くの労働組合が命がけの闘いを続けている。労働現場で闘う労働者の怒りは激しく、この力が大デモの実現に至ったのだ。まさに民主労総の底力を見せ付けるものだった。

 ソウル駅前で開かれた全国労働者大会は雨をも跳ね返す、3万人の怒りが燃え上がるものだった。サンヨン自動車支部のハンサンギュン前支部長も舞台に立ち、2009年のサンヨン自動車工場占拠闘争は負けたわけではないと総括、「サンヨンの闘いの火花があちこちの現場に広がっている。3年の収監生活で、今の社会こそが大きな監獄だと知った」と語り、団結して闘いぬかなければならないと訴えた。 
 
 大会決議文で「私たちの闘争は労働を越え、時代の良心を明らかにしたチョンテイル烈士の闘争だ」と宣言。さらに、△チョンテイル烈士精神を継承し、反労働・反民衆・反統一政策を粉砕して、労働基本権獲得と労働が尊重される社会建設のために闘う、△整理解雇撤廃、非正規職の正規職化をはじめとする権利の保障、公共部門解雇者の原職復帰のため力強い連帯闘争を推進する、などの闘争方針を決議した。

 大会直前の7日、キムヨンフン民主労総委員長が役員直接選挙制延期の責任を取って辞任し、さらに大統領選挙方針をめぐる攻防など、組織的課題を抱えた中で迎えた労働者大会だったが、大恐慌下で資本と闘う現場組合員の怒りが主導する大会となった。

 大会後、動労千葉訪韓団を前に動労千葉の田中康宏委員長が、「改悪された労働法のもとで御用組合がつくられるような困難の中で闘っている民主労総。この韓国の労働者と団結していけるのかどうか。これが今日の訪韓闘争の課題だった。労働運動なんだから困難が絶対につきまとう。その困難を日本の労働者が職場の闘いで突き破ってみせることが、日韓国際連帯だ。11月集会の課題もここある」と総括を提起した。「階級的労働運動の復権、民主労総との連帯をかけて団結ガンバロー!」と声高らかに拳を突き上げた。(M) 
 

 

 だ  ん   け  つ  2012年11月11日
872
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11

電話 3928-1378

ソウル駅前広場民主労総大会前夜祭、日韓労働者連帯さらにまる
 「整理解雇中断! 非正規職撤廃! 組合破壊中断! 労働者参政権保障!」をスローガンに掲げた韓国民主労総労働者大会の前夜祭が、11月10日午後7時からソウル駅前広場で開かれた。

 日本での11・4全国労働者総決起集会をともに闘った民主労総ソウル本部のもとに、田中康宏委員長を団長とする動労千葉訪韓団が駆けつけた。50人あまりの訪韓団を前に田中委員長は「日韓労働者が今抱えている困難は同じ。11・4をともに闘ったソウル本部とともに、今度はソウルでともに闘いましょう」と呼びかけた。

 労働者大会を前に韓国階級闘争は激しい闘いの渦中となっている。キムジョンウ双竜(サンヨン)車支部長のハンストが1カ月を超えた金属労組双竜自動車支部は8日、解雇労働者20余人が汝矣島(ヨイド)のセヌリ党本部前で集団無期限ハンストに突入した。双竜自動車で強行された整理解雇の真相究明のための国政調査を要求しての闘いだ。9日には、全国学校非正規職労組連帯会議が賃金の予算確保と団体交渉を要求し、全面ストライキに突入した。
 
 前夜祭では、韓進(ハンジン)重工業や双竜自動車、KECなど、今まさに激しい攻防を闘いぬいている労組から闘争報告が行われた。それぞれの労組が趣向をこらした律動や劇を披露した。

 済州島(チェジュド)からは、海軍基地建設と闘う住民も参加して発言。原発反対などのアピールもあり、まさに労働者民衆が「同じ困難」と闘い抜いていることが鮮明に突き出された。

 「非正規職撤廃!」の黄色のゼッケンで登場した動労千葉のもとには、11・4に訪日した同志たちをはじめ、9・27日本大使館前で10・1外注化反対の連帯行動を担った同志たちが次から次へと駆けつけた。民主労総ソウル本部との日韓連帯は今年で10年、豊かな交流が日韓労働者双方の職場実践の前進につながっていることを物語っていた。(M)

国際連帯アピールでは民主労総ソウル本部の30人の労働者が登壇、イジェウン本部長が外注化・民営化・非正規職化と闘う韓国の闘いを報告し、「労働者が尊重される世の中のために連帯しよう」と呼びかけた。続いてアメリカの運輸労働者連帯委員会(TWSC)のスティーブ・ゼルツァーさんが、港湾労働の外注化・組合破壊攻撃と激しく闘うILWU(国際港湾倉庫労組)の3人の労働者とともに登壇した。そして、「労働者と労働組合に対する地球規模の攻撃は、世界の労働者の国際的共同行動でこそうち破ることができる」と訴えた。ドイツのラーベン・ブロンシュタインさんは、ベルリン都市鉄道民営化反対行動委員会からの連帯メッセージを読み上げ、日独労働者の熱い連帯を表明した。
 さらにビルマ、スリランカ、クルドなど滞日外国人労働者が多数登壇し、闘いの決意を表明した。
「福島・被災地を先頭とした反原発の闘い」では、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表の佐藤幸子さん、福島診療所建設委員会、仙台市職労、元全日本運輸一般労組原子力発電所分会の斉藤征二さん、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議=な全)の富田翔子事務局次長が発言した。それぞれの発言者が、原発再稼働につき進む日帝・野田政権への怒りを表明し、決意を述べた。

 集会の締めくくりに、全国各地で不当処分・不当解雇、団結破壊と闘う労働者・労働組合と全学連が決意表明。大阪市職労の青年労働者、大阪市教組の女性労働者、東京・西部ユニオン鈴木コンクリート分会、郵政非正規ユニオン、全学連が力強く決意を述べた。最後に港合同の中村吉政副委員長が、「混迷する政治情勢の中、われわれ自身が働く者の権利を守り、職場・地域で先頭に立ち、非正規労働者の組織化に向けて奮闘しよう」と、参加者の一層の奮起を呼びかけた。

 集会後、呼びかけ3労組と民主労総を先頭に、組合旗を林立させ、東電本店前から銀座-東京駅前を通り、都心部を戦闘的にデモ行進した。

 集会は、大恐慌下に労働者が団結して闘うことの価値・威力をあらためて実感させた。また石原・都当局が11・11反原発闘争での日比谷公園使用禁止を策動している中で、それを粉砕する闘いとしてかちとられた。労働者の国際連帯で世界革命に勝利する時代が始まったのだ。(N)


2011年日誌
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“国鉄闘争の火をさらに大きく” 
被災地・福島と固く結び
職場闘争で資本の支配を打ち破る
国鉄闘争全国運動の発展を!
 891号~(2013.1.1~)
871号~890号(2012.11.5~12.30) 851号~870号(2012.9.19~.11.4)
831号~850号 (2012.7.27~9.18) 811号~830号(2012.6.26~7.26)
791号~810号(2012.5.18~6.26) 771号~790号(2012.4.~5.17)
 751号~770号(2012.2.~3.30) 731号~750号(2011.10.~12.24)
  711号~730号(2011.10.~12.24) 691号~710号(2011.10.14~11.9)
671号~690号(2011.9.11~10.12) 651号~670号(2011.8.11~9.10)

  631号~650号(2011.7.13~8.10)
  611号~630号(2011.6.9~7.12)
 591号~610号(2011.4.29~6.8)
  571号~590号(2011.3.31~4.28)
  551号~570号(2011.3.6~3.30)
531号~550号(2011.2.5~3.4)
 508号~530号(2011.1.2~2.4)
国鉄分割・民営化反対 1047名解雇撤回
 新たな全国運動スタート!
 491号~507号(2010.11.30~12.29)
 461号~490号(2010.10.8~11.29)
   431号~460号(2010.8.16~10.6)
       401号~430号(2010.7.4~8.15)
385号~400号(2010.6.14~7.3)




2012年日誌

東京北部ユニオン「街」分会・日誌に戻る

2010年春闘の大爆発に向けて、
 236号~255号(2009.11.6~11.9)  256号~271号(2009.11.10~12.29)
 272号~289号2010.1.5~1.31) 290号~309号 2010.2.1~2.27 )
 310号~330号 2010.3.2~3.29)  331号~350号 2010.3.31~4.30 )
 351号~370号 2010.5.1~5.29 ) 371号~384号2010.6.1~6.12 )

2009年11月労働者集会に向けて、スタート
150号~169号   (2009.6.16~.7.24)
170号~189号  (2009.7.24~8.19)
190号~209号  (2009.8.20~9.26)
210号~235号(2009.9.28~11.5)
2010年春闘の大爆発に向けて、
 236号~255号(2009.11.6~11.9)
 256号~271号(2009.11.10~12.29)
 272号~289号2010.1.5~1.31)
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