|
だ ん け つ |
2012年10月9日
№859 |
東京北部ユニオン 「街」分会
関町北4-2-11
電話 3928-1378 |
10・7三里塚全国集会、
農地強奪攻撃との実力対決を宣言 |
10月7日、三里塚芝山連合空港反対同盟が主催する三里塚全国総決起集会が成田市東峰で開かれ、切迫する農地強奪攻撃との実力対決を意気高く宣言した。前夜からの雨が降りやまぬあいにくの天気だったが、会場の萩原進・反対同盟事務局次長の畑には、色とりどりの旗・のぼりを掲げ、全国から970人の労働者・農民・学生・市民が駆けつけた。目の前の成田空港暫定滑走路には、数分間隔でジェット機が着陸している。
正午に萩原富夫さんの司会で集会が始まった。最初に森田恒一さんが開会宣言に立ち、「農地裁判が国策裁判である以上、どれほど理不尽でも裁判所は国を勝たせるだろう。機動隊を伴った執行官が市東さんの畑に押し寄せたとき、どうするのか。実力で阻止する以外ない!」と強烈に訴えた。
続いて、萩原富夫さんから「基調報告を予定していた萩原進事務局次長は風邪がひどくこの場に参加できない」との報告があり、主催者あいさつと基調報告を兼ねて北原鉱治事務局長が登壇した。北原さんは、逮捕や流血を辞さず「農地死守」の正義と実力闘争を貫いてきた反対同盟の闘争史を踏まえ、今また市東孝雄さんの農地を守る大闘争に立ち上がることを決然と明らかにした。「家と畑を誘導路ではさみ、空港に囲い込んで、市東さんに“さあこれで生活するならしてみろ”と。一体この空港は何だ! だが市東さんは闘い続ける姿勢を明らかにしている。声ある者は声を、勇気ある者は勇気を出して立ち上がる時だ」と力強くアピールした。
特別報告の最初に、10・1JR外注化阻止決戦を闘いぬいた動労千葉の田中康宏委員長が立った。検修部門の外注化を12年間ストップさせてきた非妥協の闘いの手応えを語り、10・1外注化強行が敵の破綻の表れであることを明らかにし、この外注化攻撃との決戦が全労働者の未来をかけたものであることを強調した。さらに鉄建公団訴訟で不当労働行為を認めさせた6・29東京地裁判決の画期的意義、韓国民主労総ソウル本部の日本大使館前での国際連帯行動を報告し、11・4全国労働者総決起集会への大結集を熱く訴えた。
|
|